ザハ・ハディドの「ザ・ピーク」コンペ当選案です。ザハ・ハディドはイラク生まれの英国建築家ですね。このドローイングは彼女が1983年頃描いたものです。建築が分解し飛散するようなイメージは、建物が重力から解放されたことを示しています。そして同時に建築が重力に縛られて身動きならない存在であることを改めて知らしめてくれるでしょう。見なれた景色に亀裂が入り、普段は見えない現実の切断面が露呈してくる。そして本当のきつい現実を垣間見てしまった。このドローイングの裏面に潜んでいるイメージは建築と重力の身動きならない宿命です。 建物を実現させるためには絶対に避けられない事実があります。それは建築物が重さをもち、地面に定着し、周囲の条件と折り合いをつけるべきことです。この事実がいかに建築家の頭を縛り、イメージの飛躍を妨げているか。しかしザハ・ハディドの「ザ・ピーク」は違いました。ここでの提案は、建築物に重さが
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く