国の登録有形文化財に指定され、日本近代建築の父・アントニン・レーモンドの爛熟期のモダニズム建築作品として名高い愛媛県鬼北町庁舎の改修工事が竣工し、2月29日から業務を開始した。旧広見町庁舎として1958年に完成した鬼北町庁舎は、デザインの完成度の高さやHPシェルという当時としては革新的な技術の採用など、その建築的価値が高い評価を受け、2012年に登録有形文化財に指定された。 改修工事では、文化財としての意匠を残しつつ、耐震補強を図り、庁舎機能を充実させた。町職員が民間企業のオフィスを見学するなど研さんを積み、庁内で議論を重ね、計画に反映させた。設計はアントニン・レーモンドの意思を受け継ぐ、レーモンド設計事務所が担当、モダニズム建築を再生した。施工は増岡組・愛媛建設JVが改修の趣旨や設計意図を読み込み、技術力を結集し、関係者や町民の期待に応えた。 ■設計メモ 登録有形文化財としての価値の保存
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