教育家・小川大介氏は、子どもの自分軸を育てるための3原則として、「認める」「見守る」「待つ」ことを提唱しています。そしてそのうえで「期待する」。この「3原則プラス1」で、子どもは自ら学び、伸びていく子になるといいます。具体的にはどのような対応が求められるのでしょうか。小川氏の著書『頭のいい子の親がやっている「見守る」子育て』(KADOKAWA)より一部を抜粋し、今回は「認める」について解説します。 認めるとは、ありのままを「見て」、心に「留める」こと 子どもの「自分軸」の成長を阻んでしまう親の関わり方のひとつが、否定的な態度を取ることです。 今からお話しする「認める」という関わり方は、親の望ましくない行動を減らす効果があります。子どもは「自分が思ったことを大事にしていいんだ」という安心感を得られますから、日々、いろいろなことに疑問や興味を持ち、それについて自分なりに考えるチャンスが増えてい