タクティカル・アーバニズムと持続・転用可能性 パブリック・スペースの利活用において、タクティカル・アーバニズムの思想または手法が注目されている。だが、タクティカル・アーバニズムが「タクティカル(戦術的)」、つまり短期的・ゲリラ的であるがゆえに、単なるヴァンダリズムやクラッキングに終わってしまうケースもある。タクティカル・アーバニズムにはそもそも実験性が内包されているため、すべての取り組みが残っていく必要はないが、一方で有意義な取り組みであってもその戦略性の欠如が理由で持続できないことも多いと想像する。 近年のパブリック・スペースの利活用には、都市再生特別措置法などの法律に由来するトップダウン型のものもあるが、PPP/PFIの隆盛や河川法・道路法改正や、通称「ウォーカブル推進法」と呼ばれる都市再生特別措置法改正など、現場からの声がボトムアップに法律の解釈・運用の変更や法改正につながるケースも
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