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ブックマーク / 1point02.jp (5)

  • 1試合平均3.48得点。深刻化する“投高打低”の原因は本当に「投手のレベルアップ」にあるのか

    近年NPBでは“投高打低”が深刻化している。2018年、NPBでは各球団1試合平均4.32得点が記録されていた。しかしこれが2023年には3.48点にまで低下。各球団1試合に入る得点が1点近く減っているのだ。これはあの違反球が使用された2012年の3.26点に極めて近い値である。現在のNPBはかなり異常な環境でプレーが行われているのだ。しかしなぜこれほどまでに得点が減少しているのだろうか。巷では現在の“投高打低”は投手のレベルアップによるものという説もある。この「投手のレベルアップ説」は当なのだろうか。 2011-12年を除くと1960年代以来。歴史的な“投高打低”だった2023年 はじめに前提を抑えておこう。2023年の1試合平均得点が3.48点であることを説明した。これは歴史的にどれほどの位置にあるものなのだろうか。2リーグ制がはじまった1950年から2023年までの1試合平均得点を

    1試合平均3.48得点。深刻化する“投高打低”の原因は本当に「投手のレベルアップ」にあるのか
  • 改めてバント戦術を考え直すPart3 ~球団ごとのバント傾向~

    Part1では企図率、Part2ではバントの結果について、NPB全体の傾向を調べてきた。Part3ではバントの企図率、成功率を球団ごとに具体的に調べていく。それぞれの球団で傾向に違いは見られるだろうか。 球団ごとのバント企図率 まずは球団ごとの投手を除いた打者の無死一塁におけるバント企図率を見ていく(表36)。対象は2019年のレギュラーシーズンである。 ソフトバンクの26.1%から読売の9.1%まで球団によってバント企図率が大きく異なっていることが分かる。全体的な傾向としては、投手が打席に立たないパ・リーグで企図率が高い傾向がある。 また、比較的打力の高いチームほどバント企図率が低い傾向にあるが、ソフトバンクや広島のように打力はリーグ平均程度の球団の企図率が各リーグでトップになっていたり、DeNAのように打力はリーグ平均をやや下回る程度ながらもバント企図率が低い球団があったりと球団ごと(

    改めてバント戦術を考え直すPart3 ~球団ごとのバント傾向~
  • 「投打同時規定到達」から見る野球史Part1 〜NPBでは1950年代にも。MLBではなぜ100年以上ぶりなのか〜

    「投打同時規定到達」から見る野球史Part1 〜NPBでは1950年代にも。MLBではなぜ100年以上ぶりなのか〜 2022年シーズンはMLBとNPBともにポジティブかつ歴史的な話題に恵まれた。アーロン・ジャッジによる62号塁打、大谷翔平の規定打席・投球回同時クリア、村上宗隆による56号塁打がそれにあたる。3つとも最終盤までもつれたものの、すべてが実現して欣快の至りである。ジャッジについてはア・リーグ新という他に、クリーンな打者による実質的なMLB新記録として歓迎する向きも多く、村上については日人打者により年間55塁打が超えられたということで、いずれも特別な意味を持つようだ。ただし、私的には大谷の規定打席・投球回同時クリアが最大の関心事であった。子供の頃に「こういうことは今後一切起こらない」と確信したことが、半世紀以上も経ってから実演されてしまったからだ。 1.日米で二刀流絶滅のタ

    「投打同時規定到達」から見る野球史Part1 〜NPBでは1950年代にも。MLBではなぜ100年以上ぶりなのか〜
  • 投高打低環境はなぜ生まれる? 野球ボールの物理的な研究から考える

    今季は日球界で投高打低が話題となっている。だが実はMLBでも似た事態が起こっているようだ。今季のMLBは近年には珍しく、投手優位の環境となっている。5月末時点でMLB全体の打率/出塁率/長打率は.239/.310/.386。近年ではなかなか見慣れない数字が並んでいる。私的には特に出塁率の.310が、各球団50試合近くを挙行した段階のものとしては衝撃的な数字と見える[1]。 1.ボールの変化について解析が進むMLB さすがにここまでの打低環境となると誰しも興味を惹かれるようで、MLB関連の有名解析サイトでも続けてコラムが掲載されることとなった[2]。2021年シーズンの途中から製法の異なる、ほぼ新しい規格のボールに入れ替わったことが主要因であることに変わりはないのだが、コラム内ではどういう経過でこうなるかなど、多角的視点での解析を楽しめる。Statcastなどの物理的ツールが強力になったこ

    投高打低環境はなぜ生まれる? 野球ボールの物理的な研究から考える
  • ついに有観客試合がスタート。観客である私たちが気をつけるべきポイント

    台湾韓国での有観客試合までのステップを日と比較 世界中で新型コロナウィルス(COVID-19)が猛威を振るっている。スポーツ界にもその影響があり、東京オリンピックは延期、各種プロスポーツも延期・中断を余儀なくされているものも多い。野球では他国に先駆け、台湾CPBLが4月12日に、韓国KBOも5月5日に開幕を迎えた。そしてNPBも6月19日についに開幕。MLBも7月1日に夏季キャンプが始まり、7月23日に開幕を目指している。 ただ日では5月25日の全国における緊急事態宣言解除を受け、段階的に自粛生活やリモートワークも終了。その影響もあってか、同日1日21人まで減っていた新規感染者数も徐々に増えてきており、7月4日は274人になった。 先に開幕を迎えた台湾では、有観客試合までにどのようなステップを踏んだのだろうか。ステップアップの様子をイラストに示した。台湾CPBLは4月12日に無観客で

    ついに有観客試合がスタート。観客である私たちが気をつけるべきポイント
    idainahikikomori153
    idainahikikomori153 2020/07/10
    日本は客入れるの早いなあ
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