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ブックマーク / chikirin.hatenablog.com (83)

  • 初コラボ ちきりんパジャマ 完成! - Chikirinの日記

    これまで夏にこの“ガーゼパジャマ”をお勧めするたび、「ホントに気持ちいいんだけど・・・いくらなんでもダサすぎない?」と思ってました ↓ これに限らずパジャマって、やたらと甘ったるい飾りがついてたり、“パジャマパジャマしたデザイン”のものが多いんですよね。 かといってデザイン重視のパジャマには、自然素材のものが少ない。ホームウエアに近いデザインになればなるほど加工が容易い化繊の商品が増えるんです。 そうなると、吸水性が悪くなり、汗をかく夏用のパジャマとしては必ずしも快適じゃない。 なんで「最高の着心地」と「ナイスな見かけ」を併せ持つ商品がないのか、ずっと不満でした。 そんな時、取材で訪れた滋賀県の“パジャマ工房”さんが、「ちきりんさんが考える究極の夏パジャマ、うちで作りますよ」と言ってくださったんです。 「えっ、まじすか!?」ってことで、さっそくデザイン画を書いて送り、試作品を作ってもらって

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    idejunp 2015/06/25
  • 考える力の弱い人へ - Chikirinの日記

    考える力には(生まれつき)個人差があります。 他の能力と同じように、つまり、走る力とか、歌う力とか、香りを嗅ぎ分ける力などと同じように、生まれつき、それが得意な人と下手な人がいるんです。 そしてどの力も同じですが、誰でもきちんと方法論を学び、かつ実践練習を重ねれば、ある程度は上達します。 でも、スタートラインは人によって違うし、ポテンシャル(学んで練習すればどこまで伸びるかという可能性)も人によって違います。 つまり、考える力が高い人と低い人が(あらゆる能力について、その能力が高い人と低い人がいるように)いるってことです。 考える力が弱い人がその力を伸ばすには、『 自分のアタマで考えよう 』 に書いたように、「考える方法論を地道に学び、それを何度も実践で使って練習する」のが王道ですが、実はもうひとつ、別のアプローチもあります。 それは、できるだけ他の人と違う経験をする、ってことです。 そう

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    idejunp 2014/06/01
  • 逆特区もやってみたら? - Chikirinの日記

    労働組合系の団体が、「飲店・小売店バイトの最低時給を 1500円にすべき!」って主張してました。 それでも年間 1800時間働いて、年収は 270万円。「生きていくには、最低でもそれくらい必要だ!」とのこと。 なお、現在の日の最低賃金は、一番高い都市部でも 900円弱。 だったらこれも特区を作って実験してみたらいーんじゃないの? ★★★ 構造改革でよく話題になる“経済特区”、普通は「他のエリアより規制を緩和する」方向での特別扱いがなされます。 でも、社会実験的には、反対の特区もやってみればいーんじゃないですかね。 たとえば「中野区だけ、向こう二年間は最低賃金を 1500円に引き上げる」みたいに。 そしたら何が起こるんだろう? 1)バイトが集まりやすくなる 中野区だけバイト代が 1500円となれば、近隣に住む大学生はこぞって中野区でバイトしたがるだろうし、今はパートもしてない専業主婦でも

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    idejunp 2014/05/14
  • みんなが叩く人は自分も叩いていい、と考える人は怖いです - Chikirinの日記

    リアルな社会でもネット上でも、 子供の世界でも大人の世界でも、 定期的に「めちゃくちゃ叩かれる人」というのが出現します。 てか「選ばれます」というべきかな。 叩く人は、次のふたつに分かれます。 1)誰もその人を批判していなくても、ひとりでも批判をする人 2)みんなが批判しているので、自分も批判(活動に参加)する人 誤解されて批判されてる場合もあれば、ほんとに何か悪い点があって批判されてることもあるでしょうが、「もっとも悪いのは誰か?」ではなく、 「もっとも怖いのは誰か?」 「もっとも関わりあいになりたくないのは誰か?」と言えば、 あたしの答えは明確に「みんなが批判しているので、自分も批判する人」です。 ★★★ 理研の小保方晴子氏の STAP細胞に関する論文に問題があり、いろんな人から批判を浴びています。 この場合、「もっとも悪いのは誰か?」といえば、彼女なのかもしれない。 でも私が「こうい

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    idejunp 2014/05/11
  • @クアラルンプール - Chikirinの日記

    クアラルンプールに来てます。マレーシアの首都ですね。 先月、期限切れが近いマイレージが 4万マイルもあるのに気が付いて、「どっか行こ」って思ったんです。 金券に変えてモノを買う方法もあったのだけど、特に欲しいモンもないし、「どっか行ったほうがいいかな」と。 東京が寒かったので、暑い国にしました。首都のざわざわ感が好きなので、バンコクかクアラルンプールかジャカルタかサイゴン(は首都じゃないけど)あたりでと。 特に何も予定はなくブラブラしてます。ぼんやりしながら一週間たったら、もうひとつの日常に戻ります。 昔と違って、外国に来ても観光地をアレコレ回ろうと思いません。昼前からプールで泳いで、おなかがすいたらご飯べて昼寝して、夕方に少し歩いて、みたいな感じ。 気温は 30度を超えていて外は暑いけど、アジアのビルの中は冷房効きすぎで寒いくらいのところが多い。 最近は旅行をすると、強烈な月日の流れを

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    idejunp 2014/02/13
  • それでも僕は、伝えたい - Chikirinの日記

    新刊 『ゼロ』 が絶好調 ( 30万部!)の堀江貴文さんと対談をさせていただきました。堀江さんとお会いするのはこれが初めてです。 (写真:平岩紗希) 私は 3年前、初著である『ゆるく考えよう』に、堀江さんの推薦文を頂いています。当時の“ちきりん”は書店では無名の存在でした。 今も覚えているのですが、発売日に某大型書店のスタッフの方が「今日入った“きちりん”とかいう人のがよく売れてるんだけど、これは誰?」と呟かれ、他の方から「その人、たぶん“ちきりん”だと思います」と応答されるくらい「誰それ?」状態だったんです。 だから堀江さんには当に感謝していたのですが、ずっと直接お礼が言えていなかったので、今回ようやくその機会が得られてほっとしました。 こちらが堀江さんの新刊 『ゼロ』 ↓ ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していくposted with amazlet at 13.12.23

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    idejunp 2013/12/24
  • キンドル・ダイレクト・パブリッシング体験記録 - Chikirinの日記

    キンドルの電子出版( Kindle Direct Publishing, KDP = いわゆる“セルフパブリッシング”) を体験し、ひとりで電子書籍を作ってみてどうだったか。 「Chikirinの日記」の育て方 作者:ちきりん発売日: 2013/11/26メディア: Kindle版 今日はそのプロセスについて書いておきます。“だいたい時系列”に並べると、KDP に必要な手順は下記の通りとなります。 追記:下記は2013年当時の体験記であり、現在のKDPの出版方法とは異なる部分も多々あります。ご注意ください 1.アマゾン KDP に登録 ・銀行口座などを登録するだけなので、ごく簡単です。 ・なので、2や3を先に済ませてから、登録すればいいと思います。 2.アメリカの源泉徴収を免除されるための申請 ・めんどくさいです。 ・KDP でが売れるとアメリカで印税収入が発生するため、この手続きを行

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    idejunp 2013/11/20
  • 高速道路と大渋滞 - Chikirinの日記

    今日のタイトルは、2004年(すでに10年近く前)に梅田望夫さんが羽生善治三冠から聞いた話として紹介された概念で、簡単にいえば、 ・インターネット学習が登場したため、初心者でもすぐに巧くなれる(ある地点までは、高速道路を走ってすぐに着ける) + ・多くの人がすぐ巧くなれるため、上級者間での競争はさらに激化しており、「ある程度、できます」というレベルから一歩抜け出すのはめちゃ大変になりつつある(高速道路の先は大渋滞してる) という話ですね。 元記事→ 「インターネットの普及がもたらした学習の高速道路と大渋滞」 上記は将棋の話でしたが、ポーカープロの方も全く同じことを力説されていました。いわく 若い人は、これまでの人より圧倒的に強くなっている。 理由はオンラインでポーカーの練習、対戦ができるようになったから。 オンライン対戦のほうが、カジノでのライブなゲームより圧倒的に効率良く学べる。なぜなら

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    idejunp 2013/11/01
  • オンライン to オフライン (O2O) - Chikirinの日記

    物語の始まりは、とある企業を取材で訪問したことでした ↓ 取材後しばらくして、その企業の若手スタッフからメールが届く 「ランサーズという会社で働いてる友人が、ちきりんさんに会いたいと言ってます」 ↓ ちきりん 「ほいほい!」 ↓ 遊びに行ってみた! → 「ランサーズ訪問!」 ↓ ランサーズで話をきいてみたところ・・ 「めっちゃ面白い! クラウドソーシングについてもっと勉強したい!」 ↓ ランサーズのビジネス開発部の方 「それならこのがいいと思います」 クラウドソーシングの衝撃 雇用流動化時代の働き方・雇い方革命 (NextPublishing) 作者: 比嘉邦彦,井川甲作出版社/メーカー: インプレスR&D発売日: 2013/06/21メディア: オンデマンド (ペーパーバック)この商品を含むブログ (11件) を見る(キンドル版はこちら) ↓ ちきりん 「さんきゅー!」 ↓ を読む

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    idejunp 2013/10/08
  • GENGO 訪問! - Chikirinの日記

    以前、クラウドソーシングの特集エントリでもちょこっと紹介した、Gengoというベンチャー企業を訪問しました。 増資を終えて引っ越したばかりのオフィスには、日人以外のスタッフがいっぱい! 渋谷のベンチャー企業としてはかなり異色な雰囲気です。私も久しぶりに英語でインタビューすることになり、けっこうオヨヨな状況でした(←オヨヨ古すぎ)。 <全体ミーティングの様子。渋谷とは思えないインターナショナルな雰囲気> 今回、お会いしたのはFounder/CEOのロバート・ラング氏(右)と製品開発責任者の徳生裕人さんです。 徳生さんが「彼女は超人気ブロガーで、取材してもらえるなんてスゴイことなんだ!」と紹介してくださると、ラング氏は「へー、そうなの? それは光栄です」みたいな感じで笑えました。 ★★★ 皆様ご存じのように、これまで翻訳といえば、記事・論文や書籍、ビジネスドキュメントに契約書など、企業や大組

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    idejunp 2013/10/01
  • 「鍛冶屋の親分」と「熟練の旋盤工」は、今やどっちも匠です - Chikirinの日記

    昨日は夕方から思いがけず時間が空き、(しかも珍しくニコニコ様から追い出されることもなく、)将棋電王戦のタグマッチ決勝戦を、リアルタイムで視聴することができました。 (電王戦タグマッチ特設ページ) 私は今年の 5月に 12ものコンピュータ将棋に関するエントリを書き、すっかり“にわか電王将棋ファン”みたいになってるわけですが、 その理由のひとつは、コンピュータがゲームに参加することで、& ニコニコ生放送という新しいメディアの創意工夫により、プロ棋士の方が紡ぎだす人間ドラマが、(私のような素人にも)よりわかりやすい形で鑑賞できるようになったから、なのでしょう。 過去エントリ→ 「人間ドラマを引き出したコンピュータ」にも書きましたが、昨日のタグマッチ(前回の電王戦で対局した棋士とコンピュータソフトがコンビを組んで、5組のペアが優勝を競った大会)の決勝戦も、手に汗を握る名勝負となり、大盤解説をされ

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    idejunp 2013/09/01
  • 福島の原発事故処理に世界の知恵を - Chikirinの日記

    原発に関して、“推進”か“脱 and/or 反”かという議論がよく行われていますが、これに関して私は強い意見を持っていません。(だからあまり発言していません) 推進も“脱 and/or 反”も、どちらかが正解でどちらかが間違いというわけではないでしょう。どちらを選ぶかで、今後の日の姿(産業環境や外交政策や予算問題など)は変わると思うけど、どっちを選ぶかは国民の選択です。 そうであれば、粛々と民主的な手段で決めればいいわけで、特に立地自治体(近隣含む)の首長&議員選挙は、そのカギになるはずです。 福島のあれだけの惨状を見ても、我が地域の原発を稼働させたいという知事や市村長をその地の住民が選ぶなら、東京に住む私がそれに反対する理由は何もありません。現在、福井県の大飯原発が稼働しているのは、福井県知事の積極姿勢があるからです。 一方で、近隣住民の人たちが稼働を許さないという意思を選挙において明

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    idejunp 2013/08/25
  • 二つの全く異なる人生を生きられる(くらい、働く時間は長くなる) - Chikirinの日記

    『未来の働き方を考えよう』には、「人生は二回生きられる」という副題がついています。 ここでの「二回の人生」の意味は、「転職してふたつの異なる会社で働くこと」でも、「途中で職業を変え、ふたつの職業を経験すること」でもありません。もっと広い意味なんです。 これからは働く期間がどんどん長くなるのだから、私たちは、 ・一生の間に、ふたつの異なるコンセプトの働き方を体験できるはず、もしくは、 ・ふたつの異なるスタイルの働き方を選べるはず ということ。つまり、転職回数自体は、ゼロでも 10回でもいいんです。 そして、書のブログ書評大賞に選ばれた方のブログを読んでいると、「ふたつの働き方」「二回の人生」には、読まれる方の立場に応じてさらに多彩な意味があると感じます。 <大賞ブログその1> 「人生をシェアしあうこと」 Rosebush 「子育てで30代使っちゃったなぁ」と未練がましく不貞腐れていた私、と

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    idejunp 2013/08/20
  • 依存症と中毒について - Chikirinの日記

    ○○中毒、△△△依存症という言葉をよく聞きます。一番、伝統的(?)なのは、アルコール依存症、ニコチン中毒、麻薬や覚醒剤、睡眠薬中毒とかかな。便秘薬も依存性ありますよね。 もうひとつメジャー(?)なのがギャンブル分野。競輪、競馬、競艇などのギャンブル依存や、パチンコ中毒。 その他、最近よくとりざたされるのがネットサービスへの依存です。 ケータイ中毒から始まって、ネット中毒、スマホ中毒、ツイッター依存症、オンラインゲーム依存症など。 仕事中毒=ワーカホリックも伝統的かつ広く知られた中毒症状です。創業社長でもない単なる会社員なのに、「俺が休むと仕事が回らない」などと妄言し、休暇をほとんど取らず、帰宅後も頻繁にメールをチェック、みたいな人は明らかに仕事中毒です。 たまに有名人の事例が話題になる「買い物依存症」については、特に裕福でもない女性もかかってて、行き過ぎるとカード破産につながってます。 破

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    idejunp 2013/08/11
  • 「戦力外労働力」の市場参入が始まる - Chikirinの日記

    ランサーズを訪問して話を聞き、その後、や資料を読んで(いつものように“にわか”)勉強をした結果、 クラウドソーシングという“仕事と働く人を結ぶ新しいマーケットの仕組み”について、ちきりんが理解したこと、驚いたこと、考えていることを、ひとつずつ書いていくことにします。 先日も軽く触れましたが、クラウドソーシングの普及と拡大によって、これから人の働き方が大きく変わると思われます。 ランサーズがキャッチフレーズとして「時間と場所にとらわれない新しい働き方」とうたっているように、 今までは「時間と場所の制約のために、活用されていなかった仕事力」が、(個別にはごく僅かだけれども、合計すると実は)ものすごい量、存在していたわけです。 たとえば、 1)地方在住のため、(能力も時間も意思もあるのに)仕事がない 2)子育てや介護や自分の健康問題のため、“週に10時間”なら働けるけど、通勤や通常勤務ができな

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    idejunp 2013/07/18
  • 驚異のデフレ系チェーンオペレーション - Chikirinの日記

    ちきりんはチェーンのビジネスホテルに泊まるのが好きです。先日、泊まったアパホテルも、その徹底したオペレーションに感動しました。 <1.客まで巻き込む徹底したコスト削減> スリッパは、足裏にあたる部分の白い紙だけが、使い捨てとして用意されています。その紙をスリッパに”客が自分で”貼ると清潔に使えるという仕組み。 清潔感を確保しつつ、大手ホテルのようにスリッパ全体を消毒したり使い捨てにするより、かなりコストが安そう。 冷蔵庫は空なので飲み物は自分で持ち込むのですが、スイッチが(右上の枠のところに)付いていて、使う時だけオンにします。 たしかに一泊くらいだと冷蔵庫も使わない人も多そうだし、空室なのに冷蔵庫を稼働させとくのも無駄だよね。 お風呂のバスタブに何かシールが貼ってあるので見てみると、 お湯はここまで貯めれば十分ですよというシール・・・特に体のデカイ人は少なくて十分よと。 一番左に「温水準

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    idejunp 2013/07/09
  • 「ありえないと思える未来」は何年後? - Chikirinの日記

    今回、将棋ソフトについて何冊かを読み、ponanza 開発者の山一成さんと話した中で、ソフト開発者とそれ以外の人には、いくつか根的な発想の違いがあると感じました。 山さんが「将棋の完全解明より、コンピュータが人間の知性を超える日のほうが早く来る」と言われたのにも驚きましたが、 同じく将棋ソフト開発者の保木邦仁氏がの中で、「ボナンザ (Bonanza)は、全幅検索を用いた点とコンピュータ自身に学習させたという点で、コンピュータ将棋としては画期的であり、関係者にはすごく驚かれた。 それでも(将棋の強さの結果が他のソフトと)同じレベルにすぎないということにやや愕然とした」と書かれているのですが、この言葉も私にはピンときませんでした。 保木氏は、ボナンザはこれまでのソフトとは異なる発想で作られたのだから「まったく弱いか、あるいは群を抜いて強いか、どちらかになりそうなものだが、そうはならな

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    idejunp 2013/06/07
  • 暗記なんかで勝てたりしません - Chikirinの日記

    今日は、将棋ソフトがどのように“将棋を学んできたのか”について、まとめておきます。 今から40年ほど前の 1975年頃、人工知能研究の一環として将棋ソフトの開発は始まったそうです。 その進化の流れは、ざっくり言えばこんな感じ? 1.ルールを覚えさせる 2.金言などをプログラム化する 3.探索と駒得で手を選ばせる 4.局面評価について、機械学習をさせる 1の「ルールを覚えさせる」というのは、各駒の動ける場所を教え、“二歩”など反則となるルールを教えるってことです。 でも、駒の動かし方がわかるようになっただけでは勝てたりはしません。今の私と同じです。 ちなみに「反則にならない手」は合法手と呼ばれます。 次に「金言をプログラム化する」ってことが行われたみたいです。 将棋には勝ちやすくなるための格言がたくさんあります。 「玉飛接近すべからず」「二枚替えなら歩ともせよ」みたいな言葉ですが、そういうの

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    idejunp 2013/05/28
  • お互いがお手本? 人間とコンピュータの思考について - Chikirinの日記

    第二回の将棋電王戦、全局終了後の記者会見で、谷川浩司(日将棋連盟)会長が、「形勢が悪くなっても最善手を指し続けていくコンピュータに、精神力の重要性を教えられました」と話されました。 将棋連盟のトップが、「人間が、コンピュータに、精神力の重要性を教えられた」と言われるなんて、 学校の先生が、「コンピュータに、誠意を尽くして謝ることの重要性を教えられた」と言ったり、 演劇の監督が、「コンピュータに、豊かな感情表現の重要性を教えられた」と言ったりするようなものに思えます。 人間でも感情表現の巧い人と下手な人がいます。ものすごく感情表現が上手い人がコンピュータに抜かれるまでには、まだ時間がかかるかもしれません。 でも、「自分は感情表現があまり得意じゃない」という人にたいしてコンピュータが、「謝りたいなら、こんな声のトーンで話すといいですよ。語彙はこういう言葉を選んでください」と教えてくれる未来は

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    idejunp 2013/05/27
  • 『われ敗れたり』 米長邦雄 - Chikirinの日記

    前日将棋連盟会長、米長邦雄永世棋聖の『われ敗れたり』を読みました。この、めちゃくちゃおもしろいです。 「おもしろい」というのは、「勉強になった」とか「米長さんってやっぱりスゴイ!」ではなく(いや、それもあるけど)、文字通り、吹き出すほどおもしろかったという意味で、読んでいて何度も声を出して笑いました。 われ敗れたり―コンピュータ棋戦のすべてを語る 作者: 米長邦雄出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2012/02/01メディア: 単行購入: 2人 クリック: 42回この商品を含むブログ (51件) を見る 内容は、昨年 2012年の1月14日、米長氏がボンクラーズという将棋ソフトに負けた第一回電王戦についての敗戦記です。(氏はその年末=去年末に他界されています) 米長氏は、トップ棋士としてのキャリアはもちろんですが、その自由で破天荒な性格でも知られており、加えて「将棋界の経営者

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    idejunp 2013/05/18