私が不思議に思うのは、CCCというレンタルビデオを生業としている人たちの手による事業なのに、蔵書や配架についていい加減なラインナップをなぜ許容できるのか、ということです。言葉を選ばずに言えば、ご自身の事業に対する認識やプライドが低いのではないか、と批判されても仕方ないのではないかと思います。 武雄市図書館については、当時の首長の差配も含め、行政手続き上の瑕疵が以前から指摘されていました。ただ、市井の方の多くは、法令に反していると批判されても、その法令自体が分からないことも少なくなかったかと思います。しかし図書館の蔵書や配架は、そうした市井の方が日常生活で触れるものです。さすがにネガティブな反応が顕在化するのは自明でしょう。 特に財政状態の厳しい自治体では、図書館そのものの形骸化が以前から指摘されており、私自身もいくつかの地方都市で寂れた図書館を目にしたことがあります。それを踏まえれば、単に