全ページと項目のリストと更新履歴 左の美しい雪の結晶の写真は、「水からの伝言」とは関係ありません。 空から降ってきた本当の雪の結晶の顕微鏡写真です。 雪の結晶を研究している物理学者 リブレクト教授のホームページから許可を得てお借りしました。 クリックすれば、拡大します。 リブレクト教授の、雪の結晶のフォトギャラリーはすばらしいですから、ぜひ、ご覧ください。 また、美しい写真をたくさんのせた彼の本「スノーフレーク」も出版されています(雪の結晶の研究については、「科学者は、水のつくる結晶を見て美しいと思わないのですか?」についての詳しい説明のページをご覧ください)。 「水に『ありがとう』などの『よい言葉』を見せると、きれいな結晶ができて、『ばかやろう』などの『わるい言葉』を見せると、きたない結晶ができる」というのが「水からの伝言」というお話です。 テレビで芸能人が取りあげたこともあるし、小学校
水伝来ました。うちの息子の小学校にも来ましたよ。 授業が終わって教室から子供がいなくなるのを見計らって、その先生に声かけた。 「ああいう非科学的な授業をなさるのはどうしてですか?」 「あ、いやちょっとまずいかなと思って他の先生と相談したんですが、いいか なということで」 「道徳の授業で嘘教えてはいけませんよね」 「いえ、一応『これは科学的には正しいかどうかわからないことです』と前置 きしました」 「私は隣のクラスの父兄だから、最初から聞いてたわけじゃないけど、途 中から見る限り、あなたの見せ方は『どうだこの実験凄いでしょ』という感じで、どう見ても『正しいかどうかわからない』というふうには聞こえませんでした よ、それに問題は『正しいかどうかわからない』じゃない。『間 違っている』んです」 「え、そうなんですか、知りませんでした」 「あなた、『ありがとう』って紙貼ったら結晶の形
「水はなんにも知らないよ」 左巻健男著 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2007年2月発行 1050円(税込み) 「水に『ありがとう』と書いた紙を見せて凍らせるときれいな結晶になる」という奇妙な言説を聞いたことがあるだろうか。 「ない」という人は幸福だ。「ある」と答えつつ、すぐに「なにをバカな」と笑い飛ばした人もまた健全である。しかし「そんなこともあるかも」とか「なんとすばらしいことだ」と思った人は、奇妙な論理にとらわれてしまった人である。 水がどのような条件で、どのような結晶を作るかは、中谷宇吉郎による記念碑的な研究により解明されている。物理的条件さえそろえれば、水がどのように結晶するかはコントロールできるのだ。そこには、「ありがとうと書いた紙を見せる」「ありがとうという念を送る」といったあいまいな条件が入る余地はない。 ところが、この奇妙な言説はここ数
2007年06月01日14:30 カテゴリ書評/画評/品評 書評 - 太陽の簒奪者 & 沈黙のフライバイ ハードSF2.0。 沈黙のフライバイ 野尻抱介 太陽の簒奪者 野尻抱介 野尻抱介を一言で表すと、そうなるのではないか。 ただし、私はまだ本書「太陽の簒奪者」と、「沈黙のフライバイ」しか読んでいないので、野尻抱介のもう半分でもあるライトノヴェル作家としての側面をまるで知らないのだけど。 長編「太陽の簒奪者」も、短編「沈黙のフライバイ」も、どちらもSFの基本テーマ、異星人との邂逅を描いている。面白いことに、ハードでもソフトでも大人気のこのテーマ、ソフトの方だと「エイリアン」にしろ「インディペンデンス・デイ」にしろ、異星人は敵対的なものが多いのに、ハードの方だと「竜の卵」にしろ「ディアスポラ」にしろ、友好的なものが多い。 それがなぜかと考えると、「誰が主人公か」という点につきると思う。ソフト
シュレディンガー音頭 「シュレディンガー音頭」というのは、ある複雑系物理の研究者が学生の時に作った、物理を志す者必修の踊りです。 この踊りからは多くの分派が発生し、茨城大学の旧物理学科だけでなく、旧化学科の一部にも存在していたらしいです。 名古屋大学の一部では、「ΨとΦの踊り」として伝わっており、その起源はその研究者がM1時代に物性夏の学校で踊った音頭が名を変えて伝わっていたらしいです。 やはり善きものは広がるのですね。さらなる調査によると「シュレディンガー音頭・神戸大版」があるとのことでした。 数年間、このページは閉鎖されていましたが、多くの復活を願う読者の声に応えての再登場です。 この音頭のページが作成されたのは1996年で、まだ GIF アニメーションが普及していなかった頃でしたが、今ではこの手のアニメーションは珍しくない状況です。しかしそれでもこの音頭が今だ多くの人の心を掴
『水からの伝言』という本があります。水に「ありがとう」と声をかけながら冷やすときれいな結晶が、「ばかやろう」と言いながらだと汚い結晶ができるというファンタジックな本です。数年前からこれを元ネタに道徳の授業などが行われ、批判を浴びました。今年2月にも、ニセ科学が学校に入り込む例として毎日新聞の記事になったりしました。ですが 前野[いろもの物理学者]昌弘のページ:日記兼更新記録によるといまだ授業で使われている模様です。 このようなファンタジーなものを科学への誤解を生みかねない形で授業に使うことは疑問です。教育現場が世間離れしているのかもしれませんが、校内の理科の先生などは無力なのでしょうか? (編注: コメントで指摘されているが、小学校は基本的には教科担任制ではない。) 『水からの伝言』については、田崎晴明氏が『「水からの伝言」を信じないでください』というウェブページを公開しているほか、菊池誠
日経SYSTEMSが実施した開発支援ツールの利用実態調査。その結果を報告する。2回目は,利用者によるツールの評価に注目する。 調査では利用した開発支援ツールについて,「作業の効率向上に役立つ」など10個の項目を4段階(「そう思う」「まあそう思う」「あまりそうは思わない」「そう思わない」)で評価してもらった。その結果を100点満点に換算。全10項目の総合評価を「満足度」として算出し,上位10位までのランキングを示した(表1)。また,個々の評価項目ごとの上位5位までのランキングも示した(表2から表11)。 評価項目1.作業の効率向上に役立つ 評価項目2.作業や成果物の品質向上に役立つ 評価項目3.インストールや初期設定がしやすい 評価項目4.使えるようになるまでにかかる時間が短くて済む 評価項目5.ツールの安定性が高い 評価項目6.ツールの機能が充実している 評価項目7.ツールの使い勝手がよい
Rubyは、筆者が1993年から開発しているオブジェクト指向スクリプト言語です。Perlのように日常業務に使える手軽さと、Smalltalkに近いオブジェクト指向を提供していること、Lispのような動的なプログラミングを支援していることによって、近年、次世代のプログラミング言語として注目されています。 Rubyが注目されている理由には、言語そのものの使いやすさもありますが、RubyをベースにしたWebアプリケーション・フレームワーク「Ruby on Rails」の存在を忘れることはできません。デンマーク人の技術者David Heinemeier Hansson氏によって開発され、2004年に登場した「Ruby on Rails」は、その生産性が注目され、「AJAX」(Asynchronous JavaScript and XML)と並び、最近の流行語である「Web 2.0」を構成する重要
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