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ブックマーク / finalvent.cocolog-nifty.com (5)

  • [書評]『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する(亀山郁夫): 極東ブログ

    「極東ブログ: [書評]カラマーゾフの兄弟(亀山郁夫訳)」(参照)で扱った新訳「カラマーゾフの兄弟」の訳者がその訳業に重ねて、満を持して発表した続編説であり、現在水準の研究成果も反映し、穏当とはいえないにせよ、さすがに否定しがたい圧倒的な想像力をもって書かれている。編集者の女性もものすごいお仕事をされたようだ。新訳カラマーゾフの兄弟の魅了された人にとっては必読書になるだろう。 ただ私は、亀山の想定はもっとも大きな線で間違っていると思った。ブログなので夜郎自大な話になるかと思うし、別の書評のようにあえて韜晦に表現しておくほうがいいのかもしれない、が、率直に書いておきたい。 私の読みが間違っているということは大いにありうるというか、その留保は当然のこととして、なぜカラマーゾフの兄弟という小説が書かれたのか、この小説のテーマは何かということが、「『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する(亀山郁夫)」

    idi
    idi 2007/09/22
  • 極東ブログ: スパイスあれこれ

    じゃ、料理の話でも。スパイスとか。私は園芸とかそれほど好きでもないが、英国ハーブ協会っていうのの会員だった。今で言ったらミクシのコミュニティみたいなものだがそれなりに国際的だったりする。ま、ハーブとかスパイスとか薬草とか好きだった。料理にそれほど凝っているわけでもないが。 昔ながらの米人家庭のキッチンの棚とから見ると、ずらっとライブラリーのようにスパイスがある、ことがある。彼らにとって秘伝のレシピとかいうのはその組み合わせにあるわけで、ケンタッキーフライドチキンも日に上陸した当初は十一種類の秘伝のタレと煮干しのダシがウリだった。ちょっと違うか。Wikipediaをみたら似たような話が載っていた(参照)。 カーネル・サンダース(名ハーランド・サンダース)(1890年生-1980年没)によって1939年に考案されたフライドチキンの調理法があり、使用される調合スパイスの種類(一部公開)と調合

    idi
    idi 2005/11/18
  • 極東ブログ: 日本人と進化論

    昭和の時代のことだが、永六輔だったか天皇に和服を着せようと提言していた。日の天皇なのに和服姿というのはないという穿った話だった。宮中儀礼や婚礼の装束も和服のうちでもあろうが、いわゆる和服ではないだろう。天皇の着流しなどは想像もつかない。天皇家は諸事欧風である。日常の事には和も当然あるだろうが、かしこまった席では欧風と決まっているはず。明治時代が作り出した日というのはそういうハイカラなしろものなのだが、平成も十七年にもなるとなんとなく近代日というか日というイメージが随分変わってきたような気がする。 昭和天皇は生物学者でもあった。戦中も自室にダーウィンの肖像を掲げていたと聞く。その業績は同じく生物学者である今上陛下の業績とともに新江ノ島水族館(参照)に展示されている。科学者としての昭和天皇のありようは、北一輝をして「クラゲの研究者」と呼ばわしめたほどだ。 昭和天皇はダーウィニスト、

    idi
    idi 2005/10/02
  • それは布団じゃないだろ: 極東ブログ

    ラジオ深夜便を聞いていたら、BBCのローカルニュースで布団(ふとん)を英国から日に輸出しているという話があった。一瞬、あっ、あれか、と思った。続いてラジオの話では、親切にもそれがどんな「布団」であるかについて解説があった。そうだ。あれは布団じゃないだろ。ではどんなものか。 見れば、あれね、と大半の人がわかる。Google Imageで見るといい。キーワードはローマ字で「futon」である(参照)。 スターウォーズに甲冑(ダースベーダー)だの、チャンバラ(ライトセーバー)だの花魁(パドメ・アミダラ)だのが出てくるほど日文化が世界に広まっているせいか、ずばり日の布団みたいな画像も出てくるが、大半は、見た目は、こりゃソファー。単純に言おう。布に綿を詰めてできているのが「futon」なのである。大抵は、背もたれのところが倒れて、ベッドにもなる。 なんだこれはの状況は、Google英語版)を

    idi
    idi 2005/08/31
    布団じゃない
  • パニックを避けつつマーガリンとショートニングを日本社会から減らそう: 極東ブログ

    ネタとしてエントリを書くと誤解が広まる可能性があるので、できるだけすっきりと書くことにしたい。要点は、日社会の加工品から漸次マーガリンとショートニングを減らすようにしたほうがいいという提言である。 これらがもたらしうる健康への害は日の場合、メディアを通じて社会ヒステリーになる可能性があるのではないかと思う。現状では、品会社がこの情報をできるだけ抑えているようにも見受けられるので、そのことが逆に作用しないように、少しずつ現実を改善したほうがいいだろう。 マーガリンとショートニングは製造的には水素添加によって液状の油をバターやラードのように低温では固まる硬化油に改造した油脂分だ。このため、かつてはマーガリンは人造バター、ショートニングは人造ラードとも見なされていた。 マーガリンとショートニングの脂肪を構成する脂肪酸は、トランス脂肪酸(trans fat)と通称されることが多い(厳密にい

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