ここでのテストは、開発者テスト、の中の、ユニットテストの話。XPとTDDの文脈において、設計を駆動するテストについてです。(※最近、テスト、と言う言葉を慎重に使わないと、いろんな他の方面から誤解を招く、ということを知って、文脈を特定しておきます。^^;;) テスト容易性(EoT=Ease of Testing)が重要な設計品質である、ということを以前書いた。もう少し具体的な根拠を書きたい。 ユニットテストをたくさん作るということは、設計に対してどんな意味を持っているのだろう?物理的にいうと、「プログラムのエントリーポイントを増やしている」ということになる。 エントリーポイントとは、プログラムのスタート地点である。通常であれば、プログラムはmainという名前の決まったエントリーポイントから呼び出され、多くのモジュールを通過して終了する。しかし、ユニットテストを導入することによって、多くのテス