トヨタ自動車は、次世代のエコカーとされる「燃料電池車」の一般向けの販売を、来月15日から始めると発表しました。 発表によりますと、トヨタは、車に充てんした水素と空気中の酸素を反応させて発生した電力で走る燃料電池車の一般向けの販売を、来月15日から始めるということです。 価格はおよそ720万円で、政府の補助制度を使うと消費者がこの車を買う際に負担する額はおよそ520万円になるということです。トヨタが発売するのはセダンタイプの4人乗りで、車に搭載されたタンクに水素を充てんするとおよそ650キロ走行できるとしています。 一般向けの販売は世界で初めてだということで、会社側では、来年末までに国内で400台の販売を目指すほか、今後、アメリカとヨーロッパでも来年の夏ごろに発売するとしています。 トヨタの加藤光久副社長は記者団に対し、「仮に石油が枯渇した場合、水素は有力で、今は台数が少なくても燃料電池車を