村上ファンド、日銀の福井総裁の進退問題と大きなニュースが相次ぐ中で、ひっそりと伝えられたのが「姉歯元建築士への偽証容疑で衆議院国交委告発へ」「偽証容疑で再逮捕、捜査終結」という記事だった。連休前から「共謀罪」と「教育基本法」でキリキリ舞いさせられていて、耐震偽装問題への言及が本ブログでもなかなか出来なかったので、この際、いくつかの指摘をしておきたい。 今日の読売新聞は「耐震偽装、『構造的詐欺』崩れる 姉歯被告の個人犯罪断定」という見出しをつけている。総研・木村建設・民間確認検査機関・姉歯元設計士をつなぐ「構造解析」が、合同捜査本部の狙いだったとすれば、あまりにお粗末な結論ではないか。姉歯元設計士の容疑は、建築士法違反幇助などの罪に相当することは昨年の12月段階で分かっていたが、罰則が軽いことから世論に耐えられないとして、「詐欺罪」などの適用可能性を検討していたのだが、結局は国会での証人喚問