雑記 | 20:03 | 以前にも何度か書いていますが、ぼくはいま、共生倫理と環境思想を学んでいます。ぼくらの社会が抱えている問題の根本的な要因として、人間‐人間関係の、そして人間‐自然関係の崩壊があります(と言っても、ぼくはいまだかつてそれらが正常であった時代などなかったと思っていますし、そもそも正常って何だというのも胡散臭い話ですけれども)。そこでまずこれらを同一の視点から捉えること、つまり自然をも含めた他者とこの「私」との関係性について考察することから始めるというのが基本的な方針です。とまあこれは相当に乱暴なまとめ方ですが、今回は自分の研究について書くことが目的ではありません。ぼくが学んできた中で、みなさんにぜひ紹介したいと思う本について書こうと思うのです。曲がりなりにも博士課程に身を置いているので、一応それなりに専門書を読むことになります。そして(べつだん全肯定する、ということでは