3.まとめ 韓国の文部科学省にあたる教育科学技術部と国家情報化戦略委員会は2011年6月、国家教育政策として「スマート教育推進戦略」を発表しました。スマート教育とは、知識情報社会で必要とされる能力を育てるため、自らの素養と水準にあった教育をいつでもどこでも興味をもって自ら学習することのできる新しい教育体制を指します。この戦略の骨子でもあるデジタル教科書は 2014年から小・中学校で、2015年から高校で全面的に導入される予定で、近い将来、韓国では生徒たちがクラウドから必要なデジタル教科書を選んでいつでもどこでも学習可能となり、授業欠席時にはオンラインで欠席した授業を確認できるなど、教育システムの大変革が起きると予想されています。今回は、このデジタル教科書の全面導入に関するアンケートを韓国の小・中・高校の教員 計99名を対象に実施し、韓国の教育現場の“今”を調査しました。 その結果、回答者の