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ブックマーク / satoshi.blogs.com (9)

  • デジタルでは補いきれないCDの売り上げの急速な落ち込み

    何となく肌では感じていても、実際の数字とグラフで見せつけられると「ここまでひどかったかと驚愕することがあるが、ここで見た下の図がまさにそれ。CDの売り上げがiTunesなどのデジタル・ミュージックでは補うことができない速度で急行下していることが良く分かる。 米国で暮らしている身としては、音楽に関してはPandora、映画に関してはNetflix、の提供するストリーミング・サービスで十分で(ちなみに、Pandoraは法律ぎりぎりのところで「ストリーミング・サービス」ではなく、「インターネット・ラジオ」だそうだが、それは単なる方便)、CDやDVDどころかデジタル・コピーすら自分で持つ必要がなくなりつつあるというのが実感。「PandoraやNetflixはただのりしているだけ」という声が、コンテンツ側からも通信事業側からも聞こえてくるのも分かる。いずれにせよ、この状況はサステイナブルとは全く言え

    デジタルでは補いきれないCDの売り上げの急速な落ち込み
    igi
    igi 2011/02/18
  • 組み込みデバイスの開発にこそ必要な「おもてなし設計」

    最近、UIEvolutionのビジネスが、単なる「テクノロジーのライセンス・ビジネス」から、「プロトタイプの構築」や「おもてなし設計」ビジネスにシフトしている。一昔前は、「UIEngineのJavaに対する優位性を説明して欲しい」などの技術的な問い合わせばかりが多かったが、最近は「○○向けのデバイスを作っているんだけど、おもてなしの設計の段階から手伝ってくれないか」という話が増えているのだ。「おもてなし設計」の重要性が業界でようやく理解されて来た兆候だと解釈している。 そこで今日は、そんな傾向をさらに押し進めるために、スマートフォン・タブレット・家電などの組み込みデバイスの開発における「おもてなし設計」の重要性の話。 ここのところ「Androidタブレットはヨドバシカメラの「Androidタブレットコーナー」に横並びにされた時点で負けだ」「なぜ横並びで展示されるAndroidタブレットを作

  • Life is beautiful: Androidタブレットはヨドバシカメラの「Androidタブレットコーナー」に横並びにされた時点で負けだ

    今年のCESについてだが、すでに「感心した商品」と「自分も関係していてうれしかった発表」に関しては書いたので、今回は「これはだめかな」と思ったもの。 まずその筆頭は「3Dテレビ」。これ以上大きくすることも薄くすることも解像度を高くすることもできなくなってしまった「成熟しきった」デバイスであるテレビに何とか付加価値を付けようという気持ちも分からないでもないが、正直言ってこれはいらない。CESに出品されている最新の3Dテレビを見てもあまり感動しないし、そもそも目が疲れる。今年の末あたりになって、「結局3Dテレビって何だったの?」という話になると私は見ている。 二番目は「Android」。前にも書いたが、これから家電やスマートフォンの市場に新規参入しようというアジアのメーカーにとっては、Androidを活用して短い開発期間と低コストで「安かろう悪かろう」のデバイスを薄利多売で売りまくるという戦略

  • 「ガラパゴス問題」に対する少し前向きな一考察

    昨日の「日のケータイが『ガラパゴス化』した当の理由」には沢山のコメントをいただいたが、その中には、「じゃあ、日はこれからどうすれば良いのか」という質問があったので、私の考えを少し書いてみる。 まず、ケータイやテレビのように消費者向けのデバイスを作るのであれば、世界規模でビジネスをすること以外は考えない方が良い。先のエントリーで書いた通り、日の携帯メーカーは、単に「ソフトウェアの開発能力・デザイン・おもてなし」で負けているだけでなく、ビジネスの規模の違いから、部品の調達コスト・製造コストでAppleに大きく引きはなされているのだ。「悪かろう高かろう」では勝てるわけがない。 もし、日のメーカーがAppleやSamsungと気で戦おうとするのであれば、(1)コスト面での徹底的な合理化をはかり(役員のお抱え運転手を廃止する、年功序列で給料だけが高くなってしまった人たちに辞めてもらう、系

    igi
    igi 2011/01/01
  • 日本のケータイが「ガラパゴス化」した本当の理由

    「ガラパゴス」という言葉が今年の流行語大賞の候補に選ばれたということを聞いていたので、密かに受賞しないかと期待していたのだが、残念ながら大賞は逃したようだ(もし大賞に選ばれていたら、私が受賞することになったのかどうかの疑問はこれで解けずに終わってしまった)。しかし、この言葉をずいぶん前から使っている私としては、この言葉が一人歩きしているようでなんとも言えない気持ちなのでひと言。 まず最初に断っておくと、私が2001年のCTIA(米国の携帯電話業界で一番大きなカンファレンス)のスピーチでこの言葉を使った時は、単に日という「単一民族で、国民の大半の生活レベルが同じで、家電とか携帯電話のようなガジェットに流れるお金が比較的多い」という特殊な環境で、iモードを中心に「ケータイ・ライフスタイル」が異常なスピードで進化をとげていることを表して、「ガラパゴス現象」と呼んだだけのこと。決してネガティブな

  • iPad活用術:iPadでパワポのプレゼンをする方法

    iPadのような「新しいおもちゃ」を手に入れたら、出来るだけ色々な場面で使って満足感を増したい、さりげなく使うところを他の人に見せて優越感に浸りたい、と思うのは、このタイミングでiPadを入手するような典型的なアーリーアダプターとして当然の要求。 そんな人におすすめなのが、iPadを使ったプレゼンだ。ミーティングの場に、ノートパソコンの代わりにiPadだけを持って行き、おもむろにiPadをプロジェクターに繋げ、プレゼンをする。注目を浴びること、間違いなしだ。 用意すべきは小道具はiPadをプロジェクターに繋ぐためのiPad Doc Connecter (2980円、Apple Storeへのリンク)。そしてアプリはCloudReadersを使う(こちらは無料)。Version 1.10からは外部モニターをサポートしているので、その機能を使ってプロジェクターにスライドを映すのだ。 プレゼンの

    iPad活用術:iPadでパワポのプレゼンをする方法
    igi
    igi 2010/06/06
  • iPadのインパクト、私の予想8

    iPadの米国でのローンチまで10日となったわけだが、色々と思うことがあるので書いてみる。 予測1:4月3日のローンチは成功する これは99.9%確実である。この手のデバイスのローンチには、(1)開発者に魅力的なプラットフォームを提供してアプリを作らせ、(2)ブロガーの興味をそそって発売前からせっせとブログエントリーを書かせ、(3)アーリーアダプターの心をくすぐって注文予約させれば良いのだが、まさにその戦略に100%ハマっている私がここにいる(笑)。 先日のエントリーで書いた様に、開発者としては、iPad用のクラウド棚付きeBookリーダー「Cloud Readers」をすでにAppleに審査のために提出済みである。ブロガーとしてはこのエントリーも含めてiPadに関しては何度も書いて来ているし、当然アーリーアダプターとしてiPadはオンラインで注文してある。Appleから表彰状をもらいた

  • iPadアプリ作成日誌: Apple に Submit しました

    先日予告した「クラウド棚付きeBook Reader」(正式名称はCloud Readers)、予定通りに開発も終わり、 Apple に Submit することができたのでここに報告させていただく(現在、Appleによる審査中)。前のエントリーでも書いたが、これは私自身がiPhoneで主にマンガを読むために自分用に作ったマンガリーダー(非売品)をiPad用に改造したもの。1年近くもの間、細かなところで微調整を繰り返して作り込んで来たものなので、満足していただけると思う。 一つだけ不安なのが、リリース前に実機でのテストができなかったこと。来ならば、iPad上で私自身がしばらく使い込んで微調整を繰り返してからリリースするべきなのだが、「iPadアプリストアのグランド・オープニングに自分の作品を並べたい」という欲求には勝てず、エミュレータでのテストに頼らなければならなかったのが残念。 もう一

    iPadアプリ作成日誌: Apple に Submit しました
  • 予告:iPad向けクラウド本棚付きeBook Readerを無料で配布します

    数ヶ月前から、自分専用のiPhone向けComicリーダーを作ってスキャンしたとかマンガを読んでいる私だが、いまいち画面が小さいので、マンガは良いとしてもを読むにはちょっとつらい。そこでiPadには多いに期待している。自分だけで楽しむのももったいないので、iTunesストアから無料で配布するつもりなので期待していただきたい。 ちなみに、ついでにGoogle App Engine上に「クラウド棚」を作ってそこからいろいろなをダウンロードできるような仕組みも作ったのだが、今のところ「使い方マニュアル」しか置くものがないのでちょっと困っている。いくつか手持ちのをスキャンしてはあるが、これを勝手に配布することはもちろんできない。青空文庫PDF化しておいておけば喜んでもらえると思うんだが、読みやすい大きさにレイアウトするには、それなりに手間がかかる。 そこで、みなさんのご協力をあおぎ

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