皆さんは、『ミラーナンバー』と呼ばれる数値があるのをご存知でしょうか? 「121」や「1331」などの両端が同じ数字で挟まれていたり、真中で反転している数字をといいます。これらは中央で区切ったとき、鏡像関係にあり、左右対称になることからバランスが取れていて、縁起がいい数字だとも言われています。 鏡像関係といえば、『鏡の国のアリス』を思い出します。イギリスの児童文学作家で有名なルイス・キャロルが1871年に発表した小説で、アリスが鏡の中の世界を空想しているうちに、実際に鏡を通り抜けて鏡の世界に入り込んでしまうという物語です。 この作品では、鏡にうつる姿はこちらと同じように動くが,向こう側の構造は反対でもあるという「鏡像関係」が描かれています。 ところで、私が会社に入ってまもない1985年ごろ、会社である雑誌(*1)を購読しており、ある号で、「ミラーナンバーであり、かつ素数である数を出来るだけ