まず読売。首相辞任表明の翌日に特別編集委員・橋本五郎氏の論説が一面にあった。タイトルは、 「[総括 安倍政権]国論二分の課題 挑んだ」 まさに「国論二分」という文字があるではないか! 特定秘密保護法や集団的自衛権の見直し、安保法制やテロ等準備罪法の制定など「国論を二分するような課題に敢えて挑戦したこと」で支持率が高い期間が長かったのではと。 《たとえ反対があっても為政者が必要だとして断固として立ち向かえば、ある程度国民は支持するのである。》 安倍首相が「スーパーマリオ」姿を披露したリオ五輪閉会式 ©JMPA 興味深いのはここからだ。 その「断固さ」が次第に薄れていってしまったこと。いわゆる「モリ・カケ」問題や「桜を見る会」への対応をあげている。 《そこで問われたのは一言で言えば、「正直さ」であり、誠実に答えていないと国民に思われたのである。》 《大事なことは、正直に政策意図を説明し、「仁王