糖類(炭水化物)の代謝異常が糖尿病であるとすれば、脂質の代謝異常が高脂血症です。私はかねてより、糖尿病予備軍で季節に一回、年4回血液検査を受けていますが、最近のデータでは高脂血症のもとになるLDLコレステロールがちょっと高くなっていて、この際勉強のために高脂血症に関する本を借りてきました。 「悪玉コレステロールを下げ、善玉コレステロールを上げる本」(石川俊次:主婦の友社)です。ご存知のように、コレステロールには善玉・悪玉の2種類があります。それに加えて中性脂肪。 これら油脂は、水には溶けにくいのでリポタンパクというものによって体中に運ばれるのですが、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)は、各部に油脂を持ってくるのが役割で、HDLコレステロール(善玉コレステロール)はその油脂を肝臓に戻すという役割があります。この2つのコレステロールの働きかたが偏ると、油脂が体内に残留する形になり、血管