中国雲南省の鉄道の駅で、刃物を持った集団が利用客らを無差別に切りつけ29人が死亡した事件を受けて、中国外務省の報道官は「テロは人類共通の敵だ」と述べ、断固として対応していく考えを示しました。 中国南西部、雲南省の中心都市、昆明にある昆明駅では1日の夜、刃物を持った集団が利用客らを無差別に切りつけ、これまでに29人が死亡、130人以上がけがをし、国営メディアは地元政府の話として、「新疆ウイグル自治区の分離独立を目指す勢力による組織的なテロ事件だ」と伝えています。 これについて中国外務省の秦剛報道官は、3日の記者会見で、世界各国から事件を非難する声明が相次いでいることを紹介したうえで、「このようなテロリストに向き合う際には、国際社会は声を一つにして行動を共にしなければならない。彼らは人類共通の敵だ」と述べ、断固として対応していく考えを示しました。 ただ、新疆ウイグル自治区では、抑圧的な民族政策