近年、日本ではロジカル・シンキング(論理的思考)に関する本が数多く出版され、それに関連したビジネス研修やセミナーも数多く実施されるなど、一種のブームのようになっています。 ところが、アメリカなど欧米では、ロジカル・シンキングはすでに下火と言ってもいい状態です、そしてそれに関して盛んなのが、クリエイティブ・シンキングです。(4ページより) と、『クリエイティブ・シンキング入門』(マイケル・マハルコ著、白川司訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン)の訳者は解説しています。その理由は2点。まずは、ロジカルであることにこだわりすぎると、新しい発想が軽んじられ、ビジネスや学問において大切な個性やユニークさが置き去りにされてしまうということ。そしてもうひとつは、インターネットの普及と発展によるグローバル化。すべての労働が、国境の垣根を超えて気軽に発注できる状況になっているから、というわけです。 クリエイ