アメリカの大学というと、ハーバードなどのアイビーリーグばかり注目されるが、ほかにも一流校は多い。その代表格がリベラルアーツカレッジだ。知識詰め込み式ではない、考える力を養う教養教育により、多くのエリートを輩出している。トップリベラルアーツカレッジではどのような授業が展開されているのか。東大をやめ、全米No.1のリベラルアーツカレッジに入学した著者が、現地からレポートする。 東大との評価方法の違い 大学がどんな教育に重きをおいているのかということを考えるうえで、評価制度はひとつの指標になると思います。たとえば東京大学では、語学の授業は出席点30%+試験の成績70%、その他の授業は期末試験の成績のみが評価対象でした。試験では授業で扱ったことを正しく理解できているかどうかを問う記述問題がメインでした。このことからも、東京大学の(少なくとも1年次の授業では)授業内容の理解を目標としていることがわか
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