政府の宇宙政策委員会が15日、年末に定める宇宙基本計画の工程表の中間取りまとめを公表したのだが、その中に再使用型宇宙輸送システムの実験に関する記述が含まれている(宇宙開発戦略本部 第15回会合 配布資料、 毎日新聞の記事、 SankeiBizの記事)。 資料3では「平成29年度より第1段再使用化の検討に資する小型実験機の準備を行う。平成30年度には飛行試験を実施し、新型基幹ロケット (H3ロケット) 等の次の宇宙輸送技術構築に向けた課題等の整理を行う」となっており、来年度には小型実験機を飛ばすつもりのようだ。詳細は記載されていないが、開発期間的にRVTの延長上の実験機などが考えられそうである。 この実験がすぐにH3などの新ロケットに繋がるわけではなさそうだが、JAXAもついに再使用ロケットへと舵を切るのだろうか。