仲良く散歩に出掛ける盲目の老犬パンと野良猫たち。パンの飼い主の西川泉さんが温かく見守る=甲斐市玉川 甲斐市玉川の自営業西川泉さん(59)が飼っている盲目の老犬に野良猫2匹が懐き、寄り添うように散歩する姿が、地域で話題になっている。片時も離れない様子に、近所の子どもたちは興味津々。3匹は周囲を和ませる存在となっている。 老犬「パン」は20歳の雌で、もともと甲府市内の西川さんの実家で飼っていた。飼い主だった父が高齢になったため引き取り、昨年5月から現在の自宅で飼っている。5、6年前から病気で目が見えなくなり、名前を呼んでも反応はなく耳も聞こえない様子という。 野良猫が現れたのは昨年11月。キジトラの若い雄で、自宅庭のパンの犬小屋に居着くようになった。毎日数回パンを散歩に連れていくたびについてくるという。2カ月ほど前からは小さな黒い野良猫も加わる日が増えた。西川さんは「パンは猫を嫌がらず