対話型人工知能(AI)「ChatGPT(チャットGPT)」を手掛ける米オープンAIは、米国など世界各国で今年、重要な選挙が相次ぐのを控え、自社製品が誤った情報に利用されるの阻止する一連の取り組みを展開する。 オープンAIは15日、ChatGPTを通じて提供される時事情報を属性化し、画像が同社のAIソフトウエアで生成されたかどうかをユーザーが判断する上で役立つ新たなツールを発表した。いわゆる「ディープフェイク」の画像や他のAI生成コンテンツが、選挙戦で有権者に誤解を与えかねないリスクに対し懸念が高まっていることが背景にある。 同社は15日に投稿したブログで、「選挙の公正さを守るには、民主的なプロセスであらゆる分野の連携が必要だ。当社技術がこのプロセスを損なう形で利用されないようにしたい」と説明した。 オープンAIは画像生成AI「DALL-E (ダリ)3」で生成された画像について、画像を誰がい