「さぁ~、みんなで考えよう!」で書いたような「人間の質」の「正規分布」を思い浮かべてみるまでもなく、少し考えてみれば、これだけ多くの人間がいれば不可避的に「変な人」(いわゆる「常識的なもの」から外れちゃう人)が、ある程度の割合で混じってしまうことは理解できるだろう。 そしてそんな「変な人」が起こす奇異な事件がマスコミによって報道される。 その「変な人」は、「ロリコン」や「オタク」や「ニート」だったり、ある種の精神疾患を伴った人だとされたり、小学校に乱入して何人も刺し殺してしまった宅間某のような確信的な者であったり、「そんなことをするような人には見えなかった」という、付近の住民による定型文で証言されるような一見「普通」の人間だったりするわけだ。 そういう事件を起こす「変な人」や「危ない人」が最近急増してるようにマスコミはまことしやかに仄めかすけれども、データ的にはそれを裏付けるものは何もない