「この子ならきっとやれるに違いない。」と周囲に期待をかけられている子どもは、その期待どおりの活躍をすることがあります。 一方で、「どうせこの子には無理だ。」と見放されている子どもは、本来持っている力よりも低い活躍しかできないことがあります。 今回紹介する、ピグマリオン効果とゴーレム効果は他人からの評価と成果の因果関係を表し、ハロー効果は、ある物事の特徴の一部を捉えて物事の全体を評価することを表す心理学用語です。 いずれも、子どものやる気や成績に関わる現象であり、子育てに示唆を与えてくれるものでもあります。 この記事では、ピグマリオン効果、ゴーレム効果、ハロー効果の概要と違いについて、例と批判と一緒に紹介します。 ピグマリオン効果とは ピグマリオン効果とは、他人から期待を持って関わられることで、学業やスポーツの成績、作業効率などが向上する現象です。 アメリカの教育心理学者ロバート・ローゼンタ