日本サッカー協会の犬飼基昭会長(66)が11日、Jシーズン秋春制移行に関する調査チーム設立のためJリーグに協力を要請した。「移行しない」と結論を出した将来構想委員会の委員長を務めるJリーグ鬼武健二チェアマン(69)と、約20分間にわたり緊急会談。同会長は無言を貫いたが、鬼武チェアマンによると、移行した場合の観客動員減少がクラブ経営に及ぼすデメリットなどを同会長は「具体的な数字で知りたい」と説明したという。その調査チームを立ち上げるため、Jに人的協力も求めた。鬼武チェアマンも「その協力はします」と口にした。 また犬飼会長は10日の秋春制の協議継続発言について「(将来構想委員会の)結論を尊重していないとは言っていない」と釈明したという。