「トヨタもセブン-イレブンも否定する経済学(5)」でも言ってるように「右上がりの供給曲線」とトヨタのカンバン方式とは相容れない。 経済学などよく知らない、という人でも、右下がりの需要曲線と右上がりの供給曲線が×状に交わった図というのは見たことがあると思います(X軸が量、Y軸が価格)。通常は、需要は価格が安ければ安いほど増える(よく買われるようになる)し、逆に供給は価格が高ければ高いほど増える(よく売られるようになる)、という含意が取り上げられますが、その他にも重要なことがこの図おいては表されています。 この図は、「経済学に刻まれた×印」と呼べるほどのもので、実際の経済にはほとんどの場合あてはまらない。