阪急阪神百貨店を運営するエイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)は、関西地盤の食品スーパー、関西スーパーマーケットを買収する方針を固めた。H2O傘下のイズミヤなどスーパー2社と経営統合する。調達などで規模のメリットを生かし、収益力を向上させる。新型コロナウイルス禍でスーパーは足元は好調だが、ネット通販の拡大など消費動向の変化に合わせた投資が必要になっている。規模拡大と効率化を狙い再編が進む可能性もある。関西スーパーには、首都圏地盤のオーケー(横浜市)も3月末時点で7%強を出資している。大株主の動向が今後の焦点となる。【関連記事】・・H2Oと関西スーパーが31日に発表する。H2Oは関西スーパーに10%強を出資する筆頭株主だ。関西スーパーが株式交換でH2O完全子会社のイズミヤと阪急オアシスを子会社化