就活で40人を強姦…レイプドラッグ事件が表面化しない特殊事情ノンフィクション作家・石井光太が日本社会の深層に迫る! ここ数年、レイプドラッグと呼ばれる睡眠薬をつかった性犯罪が、世界的に増加している。それは日本も例外ではない。 日本で最近起きたレイプドラッグを使用した事件としては、20年に丸田憲司朗(逮捕当時30歳)が起こした連続レイプドラッグ強姦事件がある。 リクルートコミュニケーションズの社員だった丸田は、主に就活アプリのOBマッチング機能などを使って、就活中の女子学生たちに「就活の指導をする」と声を掛け、次から次に呼び出していた。SNS等で使用していたのは、さわやかな美男子風の写真だった。 なぜ彼女たちは簡単に呼び出しに応じたのか。 コロナ禍での就活はただでさえ大変である上に、OB訪問のつてのない女子学生にしてみれば、オンライン上で出会える丸田は是が非でもすがりたい相手だったはずだ。そ