栃木県警日光署は21日、世界遺産の「日光の社寺」の一つ、日光二荒山(ふたらさん)神社(同県日光市)の山林内に無断で穴を掘ったとして、器物損壊の疑いで、山梨県韮崎市穂坂町宮久保、自称運命鑑定師、平林重美子(えみこ)容疑者(82)を逮捕。また、同日までに、器物損壊容疑で、平林容疑者の指示で実際に穴を掘った男2人も逮捕した。 同署によると、男らはパワーショベルなどを使って穴を掘っていた。平林容疑者は「ここにお宝が埋まっていると観音様のお告げがあった」などと供述。3人はいずれも容疑を認めているという。 逮捕容疑は、3人は共謀して、8月上旬~今月14日午後2時20分ごろ、日光市中宮祠(ちゅうぐうし)の山林内に所有者の許可を得ずに穴(4.62平方メートル、深さ11.3メートル)を掘った疑いが持たれている。 修繕費は約58万円に上るとみられるという。散歩中の近くの住民が14日、男2人が穴を掘っているのを