東京・永田町の立憲民主党本部の看板立憲民主党代表選(7日告示、23日投開票)への立候補を表明した枝野幸男前代表(60)と野田佳彦元首相(67)が、共産党と距離を置く姿勢を際立たせている。過去の選挙で立民が共産と「共闘」した結果、保守層などの支持離れを招いたためだ。ただ、自らの候補を降ろすなどして協力してきた共産は不快感を隠さない。小池晃書記局長は3日の記者会見で「誠意も敬意も感じられない」と述べ、勢いを増す「脱共産」論を牽制した。 衆院選「閣外協力」で敗北令和3年衆院選の直前、枝野氏が率いていた当時の立民は、共産との間で、政権を獲得した場合に「限定的な閣外からの協力」を受けることで合意した。立民は「立憲共産党」批判にさらされて敗北し、枝野氏は代表を引責辞任した。