毎年9月1日に漁が解禁されるベニズワイガニ。関西で唯一水揚げされる、兵庫県香美町の香住漁港西港で15日、カニシーズン到来を祝う催し「第10回香住ガニまつり」が開かれる。10回の節目を盛り上げるため、名前が「かすみ」という人にカニを贈呈する、幻の人気企画が復活。全国のかすみさん、いらっしゃ~い!(黒川裕生) 地元ではベニズワイガニを「香住ガニ」のブランド名で売り出しており、同町にはこれをモデルにしたゆるキャラ「かすみちゃん」もいる。 香住ガニの格安販売や早食い大会などが繰り広げられるまつり会場で、今回ひときわ注目を集めそうな企画が「かすみさん紹介」。名前に「かすみ」が付く人を全国から募集し、実行委員会が選んだ5人に香住ガニを贈呈する。3年前に香住観光協会の思いつきで実施して以来という。 「かすみ」さんでさえあれば、年齢や性別は問わず、顔写真、特技などの自己PRも一切必要ない。ただし「当日会場
「第10回香住ガニまつり」で、兵庫県香美町のゆるキャラ「かすみちゃん」がはさみを脱ぎ捨てるという掟破りの珍事が発生した。 全国から集まった「かすみさん」を紹介する企画の中で、審査に漏れた6人が、敗者復活の景品を賭けてかすみちゃんとじゃんけん勝負をすることに。「どうせチョキしか出せへんやろ」と高をくくる6人の前で、かすみちゃんは突如、左のはさみをロケット砲のごとく“発射”。驚いたことに、中から人間の手のようなものが現れ、グーチョキパーを自在に繰り出したのである。 「まさかと思った」と加古川市の女性(40)。こんなことが許されるのか。香住観光協会の立脇薫事務局長を直撃すると「あー、OK、OK」。OKだそうです。(黒川裕生)
大磯照ケ崎海水浴場のにぎわいを伝える浮世絵「祷龍館(とうりゅうかん)繁栄之図」。高名な歌舞伎役者らが励む様子を描き、集客を図った(神奈川県大磯町郷土資料館提供) 1885(明治18)年、医師・松本順の指導で、神奈川県の大磯照ケ崎海岸に本格的な海水浴場がつくられた。なぜ医師なのか。当時の海水浴は「ウミミズユアミ」と読み、病気などの治療が目的だったからだ。初期は「潮湯治」や「海水湯治」とも呼ばれた。 「海水浴と日本人」の著書がある日本大学理工学部の畔柳(くろやなぎ)昭雄特任教授(65)=海洋建築工学=によると、海水に体を浸して波の圧力を受け、きれいな空気を吸って強い日差しを浴びることで、心身の健康増進を図った。 海水浴場の条件は、波が激しく、潮の干満が大きいことなどが求められた。海中には、体が流されないようにつかまるくいが何本も打ち込まれた。往時の繁栄を伝える写真や浮世絵は、なかなかにシュール
JR姫路駅の高架下などに「○Rはドロボー」などと記した看板を20枚以上掲げてJR西日本を誹謗中傷したとして、兵庫県警姫路署は12日、名誉毀損の疑いで、姫路市南駅前町の不動産会社「とく也不動産」を捜索し、証拠品として看板やパイロンなど計約140点を押収した。 同署などによると、今年4~6月、JR西が恐喝や詐欺などを行っているかのように示唆する看板などを同社前に設置した疑いが持たれている。JR西が5日、誹謗中傷を受けたとして同署に被害届を提出。この日は同署員約20人が看板などを取り外した。今後、同社社長らから設置の経緯などについて事情を聴く。 また、姫路市は看板やパイロンのほか、歩道などに置かれた割れたバケツや酒瓶、ブロックなどが通行を妨げていたとして、再び設置した場合は道交法違反と業務妨害などに当たると同社に文書で通知した。 現場は同駅東口の南側で、通勤客や観光客らが行き交う通り。昨年秋以降
憤りは収まるどころか、ますます強まった。アメリカンフットボールの定期戦で起きた悪質な反則行為。危険なタックルをした日本大の宮川泰介選手と内田正人・前監督らの主張が食い違う中、関西学院大は26日に開いた会見で、再回答書の矛盾を突き「宮川君の話に信ぴょう性がある」と、日大の指導者を再び非難した。 日大から24日に届いた9ページに及ぶ再回答書も、疑念の払拭(ふっしょく)には役立たなかった。鳥内秀晃監督らが強調したのは、日大の井上奨・前コーチが「1プレー目でQB(クオーターバック)をつぶしてこい」と選手に指示した点だ。 「『相手をつぶせ』は『関学に勝て』と同じ意味と理解できるが『QBをつぶせ』という表現には、結果として負傷させる明確な目的が示されている」との見解を示し、鳥内監督は「まして(条件を絞り)『1プレー目で』というのは異常」と強い口調で断じた。 さらに日大の井上前コーチに対しても、鳥内監督
兵庫県のJR姫路駅前にキツネが出没している。野良猫のために置かれた餌を目当てに現れ、近づいても恐れる様子はない。専門家は、生ごみなどを求めて市街地へ出てきた可能性を指摘する一方、キツネの生息域は詳しくは分かっていないという。キツネ君、一体どこから来たの? 4月上旬の深夜、駅前の大通りを横切るキツネを見つけ、後を追うと公園に入った。茂みにいた野良猫を追い払い、誰かが置いた餌をむさぼる。食べ終わり、逃げ去ると思いきや近寄って来て、揚げ句に砂場で丸くなってくつろいだ。 姫路市立動物園によると、キツネは国内の野山に広く分布し、人里近くでも繁殖。市内では姫路城周辺をはじめ年間10件ほどの目撃情報があり、近年増えているといい、その範囲も広がっているとみられる。同市飾磨区内では昨年、ジョギング中の女性がキツネに似た動物につきまとわれる事案があった。 兵庫県森林動物研究センター(丹波市)の横山真弓研究部長
兵庫県三田市で精神・知的障害のある長男(42)をおりに閉じ込めたとして兵庫県警が監禁容疑で父親(73)=同市=を逮捕してから、14日で1週間になった。父親は約25年前に長男の施設入所を求めて同市に相談したとするが、同市には当時、知的障害者の窓口しかなく、精神障害者の対応は県の業務だった。同市は対応記録の詳細を明らかにせず、県が支援した形跡もない。一家が行政の支援を受けられずに孤立した可能性もある。専門家らは現状でも同様の事態は起こりうるとして対策を呼び掛ける。 ■市に相談施設紹介されず 捜査関係者によると、自宅内のおりは高さ約1メートル、幅約1・8メートル、奥行き約90センチ。長男は身長160センチ前後で20年以上閉じ込められていたとみられ、両目はほとんど見えず、言葉も話せず、意思疎通ができない状態だった。大阪府内に住んでいたころに知的障害者の療育手帳を受け、同市が保護した後に精神障害もあ
グッズ店に設置されたカウントダウンボード。アニメの世界観が反映されている(ジェイアールサービスネット福岡提供) JR西日本がアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」をデザインした500系山陽新幹線「500 TYPE EVA」が、5月13日で運行を終える。新幹線「こだま」として新大阪-博多間で1日1往復してきたが、想定を上回る人気のため、昨年3月の当初予定から1年以上延長されてきた。今回が正真正銘の見納めとなり、記念イベントも企画されている。 「エヴァ新幹線」などの愛称で親しまれ、2015年11月から運行。「500系新幹線と(エヴァンゲリオンの主人公が乗る)初号機が似ている」との若手社員の発案から企画され、アニメの庵野秀明監督が監修、メカニックデザイナー山下いくと氏が車両をデザインした。 実物大コックピットを備えた1号車、座席や通路にストーリー性を生かした自由席の2号車が外国人観光客からも人気を集め
JR西日本の新幹線「のぞみ34号」の台車が破断寸前のまま運行を続けた問題で、製造段階の溶接作業の不備で強度不足となった可能性の高い台車が、問題の台車以外に十数台あることが27日、神戸新聞社の取材で分かった。また問題の台車にできた亀裂の断面には、亀裂の進行によって刻まれるスジ模様が広い間隔で残っていたことも判明。断面も真新しい状態だったといい、JR西や台車製造元の川崎重工業などは、当日の運行中に亀裂が一気に進んだ可能性もあるとみて調べている。(小西隆久) 台車の亀裂は昨年12月11日に発覚。乗務員らが異常に気付きながら運行を約3時間継続させたとして、国の運輸安全委員会が重大インシデントに認定した。 亀裂が入った台車は、枠となる鋼材に部品を溶接した際、鋼材を削っていた疑いが明らかになっている。JR西などによると、台車は川崎重工業が2007年に製造。同時期に製造されたのは計160台あり、うち十数
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