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ブックマーク / dlit.hatenadiary.com (7)

  • 小野寺拓也・田野大輔『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』雑感 - 誰がログ

    はじめに 構成や文体など全体的な特徴 評価への踏み込み方 具体的な検討と切り取りや単純化への危惧 専門家によるデバンキング おわりに はじめに webで見かける評価が同じ書籍に対するものとは思えないほどばらついているように見えたり、この書籍について評価が対立している人たちの話がどうもかみ合っていないように見えたりするのが気になったので、電子書籍版を購入して読んでみました。結果として私は読んで良かったと強く思いましたので、もうすでにいろいろな感想や書評が出ているのでしょうけれどもおすすめするために記事を書くことにしました。 検証 ナチスは「良いこと」もしたのか? (岩波ブックレット) 作者:小野寺 拓也,田野 大輔岩波書店Amazon これから書く私の感想の中で特に重要なところだけ先に書いておきます。 ナチス(がやったこと)はとにかく悪いんだと決めつけたり断罪するようなではありません。 ナ

    小野寺拓也・田野大輔『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』雑感 - 誰がログ
  • オリンピックで「終わったこと」にしてほしくないことをいくつか - 誰がログ

    はじめに COVID-19感染対策 小林賢太郎氏解任 テレワーク推進 に関する認証(GAP等)対応 手話と情報保障 おまけ:「感動」との付き合い方 関連記事 はじめに 新聞等のメディアに今回の東京オリンピックの総括記事が出ていますね。もう終わったのだしとっとと総括して一区切り付けようというような考えも分かる一方で,開催(直)前からある話なのにその後の詳細があまり公開・検討されていないものもあるのではないかと思います。 この記事では,大会の運営,あるいはメディアやジャーナリストなどの方々に「終わったこと」にしてほしくない,できれば時間をかけてちゃんと調査・報告してほしいことをいくつか挙げておきます。中にはかなり私の個人的な動機・興味関心に基づくものもありますので,多くの人に忘れないでほしいという主張ではありません。 中にはパラリンピックにも関わる問題もあるのですが,パラリンピック自体の開催

    オリンピックで「終わったこと」にしてほしくないことをいくつか - 誰がログ
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    imakita_corp 2021/08/10
    閉会式はEテレのほうで手話でやっていた
  • 日本学術会議の任命拒否の件について40代人文系(たぶん)研究者の雑感 - 誰がログ

    追記(2020/10/12) 補足記事を書きました。 dlit.hatenadiary.com はじめに 当初,この問題が出てきたときはここまで多くの人の興味を引くとはまったく予想していなかったので驚いているというのが正直なところです。そのおかげか,日学術会議の位置付け,性格や歴史,今回の件の法的,手続き論的な問題点などについても詳しい人が色々説明や情報発信をしてくれていて私自身改めて勉強になったことも多いです。さいきん情報が多すぎて追いかけきれなくなってきましたが… 私の方で新しく付け加えられる新しい情報や議論はないのですが,1人の研究者/大学教員(助教)としてはやはり何か書いておきたいと重い,ある体験談を中心にいくつのことについて書き散らすことにしました。 この記事だけ読む人もいるかもしれませんので簡単に自分について書いておくと,言語学,日語学が専門の研究者/大学教員です。今までも

    日本学術会議の任命拒否の件について40代人文系(たぶん)研究者の雑感 - 誰がログ
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    imakita_corp 2020/10/08
    学究は公的資金の他に社会との関係の意味での公共性が国民に分かり難い、或いは公共性とは昔の富国強兵等と同じ意味のままではないか疑惑がウヨサヨ勝者敗者等各方面から出ているのが現状ではないかと思ったり
  • 定延利之氏の「偉い大人」の話し方に関する記述(小池百合子氏の話し方の話) - 誰がログ

    下記の記事で紹介されているNatsuko Nakagawaさんのツイートを見てそういえば定延利之氏の著書に言及があったかもと思ったのでごく簡単に調べてみました。 nomolk.hatenablog.com 調べたのは下記のです。「これにあったかも」と思って調べたらあったという流れなので,定延氏のほかのや論文にもっと詳しい記述や分析が載っているかもしれませんが未調査です。 日語社会 のぞきキャラくり (Word-Wise Book) 作者:定延 利之発売日: 2011/03/25メディア: 単行 該当箇所は「第二章 キャラクタはどこに宿るか?」の「第五節 キャラクタはつっかえ方に宿る」です。 この現象については,まずアナウンサーの発話を紹介,政治家も似たような話し方をすると指摘し,「とぎれ延伸型のつっかえ」と呼んでいます。つまり,このタイプの長母音要素はそもそも「フィラー」ではないと

    定延利之氏の「偉い大人」の話し方に関する記述(小池百合子氏の話し方の話) - 誰がログ
  • 「やさしい日本語」についてちょっとだけ - 誰がログ

    はじめに 下記の「やさしい日語」に関するまとめが話題になっていて,Twitterでも少し関連することを書いたのですが,やはりこちらでも少し何か書いておくことにします。 togetter.com 東日大震災の時にもそこそこ話題になったという印象があったのですが,それはやはり私の周囲に日語学・言語学や日教育(日語を第1言語としない人に日語を教えること)に携わっている人,なじみのある人が多いからかもしれません。この話題に限ったことではないと思うのですが,機会があるたびに宣伝し続けるのが良いのでしょう。というわけである程度知っている方はいろいろなところで何か書いてみると良いのではないでしょうか。 私個人としては,東日大震災の時に手話ニュースが叩かれたのを思い出しました。Twitterやはてブのコメントでも言及がありますが,こういう情報が助けになるのは「外国人」だけではないのです。

    「やさしい日本語」についてちょっとだけ - 誰がログ
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    imakita_corp 2019/10/15
    オノマトペは伝わりやすいだろと一瞬思ったがよくよく考えれば文化圏によって音の聞こえ方や色の見え方は違うから外国人相手にはアカンな >>オノマトペを極力使わない
  • 『中動態の世界』の言語学的側面に関する雑感/違和感(文献紹介あり) - 誰がログ

    追記(2021/08/18) 態 (voice)や格 (case),言語類型論などの研究者である今西祐介氏による書評が公開になっています。『中動態の世界』の内容に詳しく踏み込んでいるタイプの書評ではないと思いますが,下記の私の記事に比べるといろいろな言語のいろいろな現象が紹介されていておすすめです。内容としてはやや専門的なので言語の話に慣れていない人はちょっと大変かもしれません。 www.hituzi.co.jp 今西氏の日語で読める著作として下記のものがあります。記事でも参照されています。 言語の能格性 (関西学院大学研究叢書) 作者:今西祐介ひつじ書房Amazon はじめに 私は言語学の研究者なのですが,「中動態」というキーワードにひかれて國分功一郎『中動態の世界 意志と責任の考古学』を読みました。気になった点について簡単に書いておきたいと思います(以下,「書」と出てきた場合はこの

    『中動態の世界』の言語学的側面に関する雑感/違和感(文献紹介あり) - 誰がログ
    imakita_corp
    imakita_corp 2019/07/16
    sellとかreadのアレ?
  • 2018年度の授業で紹介した言語学・日本語(学)関係の新書 - 誰がログ

    Twitterで新書に関する教員のやりとりを見たので,私が今年度言語学関係の授業でおすすめとして紹介したものを簡単に挙げておきます。新書は授業で取り上げるとなると意外と難しいこともあるのですが,手に入れやすく(比較的)安価で電子書籍も充実しているのがやはり良いですね。 以前紹介したものも含まれていますが,こういうのはいろんな形で何回もやるのが良いかと思いますので。 ちなみに,私は読書案内は授業で取り扱った内容の補足,延長としてやることがほとんどなのでまったく網羅的なものではありません。しかし新書はけっこう玉石混交というかクセの強いものもあるので,各方面の専門家が少しずつ紹介を書くというのも良いのではないでしょうか。 新書 言語学入門 黒田龍之助『はじめての言語学』 はじめての言語学 (講談社現代新書) 作者: 黒田龍之助出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/01/21メディア: 新

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