低消費電力とA-Dコンバータを大幅に改良したマイコンが新登場!------開発者にお話を聞く 田中 邦夫 小型化が進む組み込み機器の世界では,バッテリを長持ちさせることが大きなテーマです.その解決として,HALT(ホルト)*状態に段階を設けて消費電流を抑える工夫をしたマイコンが,ロームグループのラピスセミコンダクタ株式会社から新発売されます. また新製品では,高精度なA-Dコンバータを内蔵しているため,センサ情報の精度を高めることが可能になります.CPUの休止状態が長く続き,高精度のデータ取得が要求されるヘルスケア製品をはじめさまざまな分野で活用できそうです. これらを実現させたマイコンML620500シリーズについて同社のLSI商品開発本部 AS-MCU開発ユニット 平塚 真史氏にお話を伺いました. 注:HALT(ホルト)*=【動詞】CPUが停止した状態 ラピスセミコンダクタの平塚 真