土壌の水分量ではなく、植物の水分ストレスで灌水タイミングを判断できる安価な土壌水分測定装置。 【イラスト】 宇田未央 技術概要・ポイント 土壌の水分量を把握する方法として、土壌の体積含水率や含水比などの水分量を測定するものと、土壌水分の圧力水頭(pF値)を測定するものに大別される。 植物の灌水タイミングを計る方法としては、植物により土中の水を吸い上げる力が異なるため、植物が受けている水ストレスを把握する圧力水頭を用いることが望ましい。 しかし、水ストレスを把握する圧力水頭を用いる方法は、テンシオメータや真空計など専用機器が必要で高額になるという欠点や、土壌がpF2.8以上の乾燥状態になると正確に測定できないという欠点があった。 本シーズでは、pF2.8以上の乾燥状態において、下端にポーラスカップが取り付けられている透明な管体のみを用いることで、低水分領域の土壌の乾燥程度を測定できることを確
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