2009年12月06日10:58 医療訴訟は国民の敵 カテゴリ書評 zarutoro アメリカの医療費が高いのはなぜか。 医者、薬屋、保険屋が儲けているというのもあるが、特筆すべきなのは訴訟コスト。 ニューヨーカーはどこまで強欲か (扶桑社新書) 最近読んだ「ニューヨーカーはどこまで強欲なのか」には、外科医と産婦人科医の夫婦が年に支払っている医療訴訟保険の保険料は30万ドルという信じられない数字が書かれている。 また無駄な検査などが多いのも訴訟を恐れてのことで、こうした訴訟リスクが医療費の高騰を招き、患者の首を絞めているという。 国民皆保険の日本では医療費の高騰こそ目に見えて現れないものの、訴訟リスクの高い産科の医師が減少するなど、医療崩壊という形で影響を与えている。 つまり、医療訴訟とは国民にダメージを与えるということであり、敵に回すということでもある。 よく医療訴訟を起こした原告が激し