国連の世界気象機関やアメリカ海洋大気庁によりますと、ことし1月から6月までの上半期の世界の平均気温は、調査を開始した1880年以降で最も高くなったということです。 一方、暑さ以外にも異常気象とみられる現象が世界各地で確認されています。 インドでは5月下旬から気温が急に上昇し40度を超える地域が相次ぎ、2000人以上が死亡しました。その一方で、スカンディナビア半島では多くの地域でことし6月の平均気温が例年を下回り、ノルウェーでは1900年に統計を取り始めて以降、18番目に寒い月になったということです。 また、アメリカのカリフォルニア州では、3年前の2012年から雨や雪が少ない状態が続き、ことしも水源となる山間部の積雪が平年を大きく下回ったことなどから、ことし4月には初めて州全体に25%の節水が義務づけられました。さらにタイでも去年1月からほとんどの地域で降水量が平年を下回っていて干ばつの影響