この記事はいしかわきょーすけさんに寄稿していただきました。 ペンプロッタが好きです。小さなペンプロッタが音を立ててけなげに動く姿を見ていると、時間が経つのを忘れてしまいそうになります。これまでペンプロッタを80台以上作成しMaker Faireを中心としたメイカー系イベントに出展してきましたが、「なぜペンプロッタばかり作っているのか」「何を目指しているのか」といった問いかけをいただくことが何度もありました。本記事では、なぜ自分がペンプロッタを作り続けるのかについて、これまでのペンプロッタ製作の軌跡を振り返りながら記します。 はじまりは直動機構から 10代のころ、BASICが動く8bitのパーソナルコンピュータでマイコンに触れてから、趣味の活動としてマイコンを楽しむ生活が続いています。最初は画面に映るキャラクタを動かすTVゲーム作りを楽しんでいましたが、徐々に画面の中のものを動かすだけでは物