【村上晃一】九州電力の苅田(かりた)発電所新1号機(福岡県苅田町)が14日午前7時ごろ、クラゲの大量発生で停止した。九電の発表によると、発電機の冷却に使う海水を取り込む取水口の近くに大量のクラゲが襲来して、クラゲの除去装置が故障した。海水の取り込みが難しくなり、運転を止めたという。18日までの運転再開をめざす。 クラゲの大量発生が原因で火力発電所の出力を落とすトラブルはあるが、運転停止は珍しい。九電の発電所では1999年と2007年の新大分発電所(大分市)以来、3例目という。 苅田新1号機では、取水口に防止網を設置し、網のすきまを通り抜けたクラゲを除去装置で取り除いている。ところが除去装置まできたクラゲの量が多く、装置が故障した。 続きを読む最新トップニュースこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジタ