自民党は党農林部会長に小泉進次郎前内閣府政務官(34)を起用する方針を固めた。環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の大筋合意を受けて議論が過熱する党内の農業対策のとりまとめ役となる。日の当たる閣僚ではなく、「ぞうきんがけ」を望んだ小泉氏に最適のポストとなるか。 複数の党幹部が明らかにした。小泉氏は内閣改造前、講演などで入閣の可能性を問われ、「勘違いはしない。自分にはまだまだかけるべきぞうきんがけの期間がある」と語っていた。 官邸側は、小泉氏の「汗をかく仕事がしたい」との希望にも沿うとして同部会長への起用を強く要望。父親譲りの構造改革論者である小泉氏が、農業対策のための歳出圧力をどうさばくのか注目されるが、党内の農林族は、部会長就任を「若い時に農業の世界を知っておけば損しない」と早くも待ち構えている。
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