JBoss Enterprise Application Platform 6(以降、JBoss EAP 6)を運用・管理していくにあたり、トラブルが一切無いことが理想ですが、現実は中々そうはいきません。本コラムではJBoss EAP 6 でトラブルが発生する前から押さえておくべき情報、発生した際に押さえておくべき情報について紹介します。 トラブルが発生する前から、あらかじめシステムの稼動情報を押さえておくことは、システム運用において重要なポイントです。平常時から情報を採取しておくことで、トラブル発生時に変異点を見つけやすく、原因特定につながります。 定期的な取得を推奨する情報について、OSの情報、JBoss EAP 6 の情報に分けて、ご紹介します。 (1) OSの情報 ここでは、Red Hat Enterprise Linux(以降、RHEL)を前提に説明します。RHELのリソース状況