はじめに Linux Kernel State Tracer(LKST) はカーネルの状態遷移情報を記録するイベントトレーサです。プロセスコンテキストスイッチ、シグナル送信、割り込み、メモリアロケーション、パケット送信など、様々なイベントでカーネル情報を採取できます。 LKSTは以下の使い方ができます。 障害解析 LKSTでは主要なカーネル機能の処理経路をトレースでき、その時のカーネルの色々な状態情報を収集できます。 これらの情報から、障害時にどこまで処理が行なわれたか、その時カーネルはどのような状況だったのかを解析できるため、 障害原因を見つける有力な手段として使うことができます。 この機能はLKSTのデフォルト機能であり、LKSTのすべてのバージョンに含まれています。 性能解析 このプログラムの一部は「独立行政法人 情報処理推進機構 オープンソースソフトウェア活用基盤整備事業」に係る