◆海外のファンは日本のアニメをどう摂取しているのか? 東京国際アニメフェア(TAF)2010シンポジウムのレポート第2弾をお届けする。ネット上に日本のアニメがどの程度頒布されているのか。海外のアニメファンはどのような消費行動をとっているのか。3月26日に開催された「衝撃の実態 世界の人間は日本のアニメをどうやって知ったのか?」(主催:一般社団法人日本動画協会データベースワーキンググループ)は、文字通り日本アニメの海外での受け止められ方を白日のもとに晒そうというものだった。 株式会社フロントメディア取締役の増田弘道氏を司会に、株式会社シーク代表取締役の森祐治氏、慶応義塾大学大学院の薄葉彬貢氏が登壇。調査結果を報告した。 ◆違法アップロードという問題 日本のアニメの市場が海外にもあることは分かっているが、それがどのくらいあるのか、正確には把握されていない。特にUGCサイト(動画投稿サイト)が普