少年マンガの王道は「だれが一番強いのか」に集約される、とおもいます。 バトルだトーナメントだと馬鹿にされがちですが、少年マンガ誌では結果として一番盛り上がる手法がこれだったりして、 それはたとえ「ネギま!」のような萌えマンガですら、バトル大会やってるほうが子供の心を掴んでいることからもわかります。 少年誌から青年誌に上がると、ジャンプ系のチャクラだ念だ霊圧だなんて設定がなくなり、かわりにリアルな格闘技マンガばかりになってきます。 格闘イベントがこれだけ隆盛してると、格闘技マンガ好きの目も肥えてきてるので、 従来はボクシングや空手など立ち技系のマンガばかりでしたが、絞め技がきちんと描かれる柔術系や、 ヘタしたら「相手の技をきちんと受けきる」プロレスの美、みたいのが描かれることも多くなりました。 では格闘マンガの肝、と言えばなんでしょう。 それは強さを表現するための大げさなレトリックや、スピー