Microsoftは、自社の代表的製品であるOfficeスイートのうち、3つのアプリケーションで新しいXMLベースのファイル形式を採用することになった。これにより、顧客が競合製品へ乗り換えることは簡単になるかもしれないが、しかし業界の観測筋はすぐにそのような乗り換えが大量に発生することはないと予測している。 MicrosoftがOfficeのデフォルトファイル形式にXMLを採用し、今までユーザーの足かせになっていたプロプライエタリな技術を捨て去った場合、ユーザー企業はこぞって他のソフトウェアベンダーの製品に乗り換える、あるいは少なくともOfficeとライバルベンダーの製品とを一緒に使うケースが今までより増えるだろうと、これまではそう考えられていた。 Microsoftが先ごろ、次のOffice 12に含まれるExcel、PowerPoint、WordにXMLフォーマットを導入すると発表した