「家政婦・里シリーズ」の最新作「誰そ彼の家政婦さん」。 料理一色だった前作にひけをとらず、今回も里のおいしそうな料理がたくさん登場します。 中編の「しのぶもぢずり」は、バツイチ・男やもめの信夫さんのもとに「顔を合わさないこと」を条件に派遣された里が、掃除や作り置きの料理で交流していく様子が描かれます。 契約通りお互いに顔を知らず、書置きする手紙のやりとりで関係が深まっていく前半は、まるで平安時代の恋もようのようで、情趣たっぷり&ドキドキ。 「スルメと大根の煮物」は、とある事件からついに二人が対面したのち、里が信夫に教えた料理。本来は「海老と冬瓜の煮物」ですが、その場にあった材料でアレンジしたのがこちら。 ※【コマ引用】「誰そ彼の家政婦さん」(小池田マヤ/祥伝社)より 料理上手の里が作る和食、さぞ時間も手間もかかるもの……かと思いきや、実は炊飯器ひとつでできてしまう簡単料理なのです。 材料: