2012年3月15日のブックマーク (3件)

  • ある社会学者の晩婚化への認識を検討する

    もっと素朴な論証もできる。つまり、高度成長期はみんなもっと貧乏だったが結婚や出産をしていたし、開発途上国でも結婚や出産が特殊な事例では決して無い事を考えると、男性の経済的状況を理由にするのは説得力が無い。 1.2. 女性の社会進出が晩婚化をもたらしているのか? 女性の社会進出に伴う機会費用の増加も、良く現実を説明しない。未婚女性の方が非正規雇用が多く、キャリアが無い彼女たちには結婚による機会費用がほとんど存在しない。しかし、酒井・樋口(2004)によると、女性のフリーターも結婚・出産年齢が高くなる。 筒井氏自身も「そもそも、女性は結婚する前の離職率も高い。なぜかと言うと職場の扱いが違うからです。結婚や出産を機に離職するというのが、よく言われることなのですが、じつは結婚前にどんどん女性は会社を辞めている」と指摘しているが、これは女性が結婚や出産で失う機会費用が低い事を意味している。 1.3.

    ある社会学者の晩婚化への認識を検討する
    inukorori
    inukorori 2012/03/15
    "要するに日本が豊かになって、独身でいる事が経済的に快適になったので、結婚する機会費用(=独身のメリット)が大きくなり、結婚するモチベーションが下がった"
  • 製造業:安い中国の終焉

    (英エコノミスト誌 2012年3月10日号) 急上昇する中国人の賃金は、世界の製造業にとってどんな意味があるのか? 香港からフェリーに乗り、中国を世界の工場たらしめている地域にある深センへ渡ると、「時間就是金銭、効率就是生命(時は金なり、効率は命なり)」と書かれた巨大な看板が迎えてくれる。 中国は世界最大の製造大国だ。テレビ、スマートフォン、鋼管その他、足の上に落とせるような諸々の財で、中国の生産高は2010年に米国のそれを抜いた。現在、世界の製造業の2割を中国が占めている。中国の工場は極めて大量かつ安価にモノを生産したため、多くの貿易相手国のインフレを抑制してきた。しかし、安い中国の時代は終わりに近付いているのかもしれない。 歴史的に工場が集積してきた沿岸部の省を皮切りに、コストが急騰している。地価の上昇や環境と安全性の規制強化、税率引き上げも原因の一端を担ってきた。しかし、最大の要因は

  • よくある質問と回答(その2 国歌についての国際常識)

    一部訂正増補してブログにまとめました 【君が代】国歌に関する「国際常識」の嘘http://blog.livedoor.jp/ekesete1/archives/31061474.html ここでは海外の学校における国歌斉唱には触れてません。その3で別立てしてしまったので。そこで挙げた資料は下のリンクですが、欧米では学校式典での国歌斉唱は一般にやらないようです。 続きを読む

    よくある質問と回答(その2 国歌についての国際常識)