サッカー中継において「見る側が解説者を選ぶ時代」の幕が開いた。 2002年の日韓W杯で中盤のボランチとして大車輪の活躍をした戸田和幸氏は、「URA_KAISETSU/裏解説」というコンテンツを新たに立ち上げ、既存のサッカー解説、スポーツ中継に革命を起こしつつある。 18年10月に行われた日本対ウルグアイの親善試合では、初めて裏解説配信の有料化に踏み切る。1試合で1,000円という金額でチケットを販売しながら、793名もの視聴者(購入者)を獲得した。 ”裏”解説という名の通り、あくまで主役は地上波などで放送されるサッカーの試合映像で、戸田氏は副音声的にプレーや現象が持つ意味合いを解説する。通常の中継との違いについて、戸田氏はこう説明する。 通常の中継のように、「一つ一つの事象を実況の方とのコンビネーションで追いながら伝えていく」のではなくて、「その試合を伝える上で重要だと考える戦術的なポイン