タグ

ブックマーク / okemos.hatenablog.com (7)

  • なぜドナルド・トランプは人気なのか? - P.E.S.

    ドナルド・トランプについてのとある記事を読みまして、下の様なブクマツイートをしました。 トランプ人気の理由は、トランプが反移民・親社会保障という、民主・共和両党の政治家が占めていないポジションを取っているからではないかという記事。特に共和党の金持ちスポンサーは親移民・反社会保障だからな。 / “The conserv…” http://t.co/T2qJSZblXU— okemos (@okemos_PES) August 28, 2015 すると私のツイートにしては珍しく非常に多いRTやお気に入りを受けましたので、その記事で書かれていたトランプの人気の理由について改めてブログで書いてみます。 アメリカの2016年大統領選はその選の投票が行われる一年以上も前の段階ですが、共和党の予備選へ向けた共和党内のレースが非常に盛り上がっています。というか、ドナルド・トランプが非常に盛り上がってます

    なぜドナルド・トランプは人気なのか? - P.E.S.
  • 「戦前日本SF映画創世記 ゴジラは何でできているか」 - P.E.S.

    戦前日SF映画創世記: ゴジラは何でできているか 作者: 高槻真樹出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2014/03/27メディア: 単行この商品を含むブログ (6件) を見る戦後長く、現代へと続く漫画歴史がいきなり手塚治虫から始まったかのような通説が支配的だったが実は長らく忘れ去られていた戦前から手塚治虫へと続く日漫画の流れがあったというのは漫画史でよく言われることですが、それをゴジラについて行ったのがこのです。 ゴジラ以前の日SF映画なんて、ほぼまず知らないじゃないですか。特撮映画ということでも、ハワイ・マレー沖海戦がすごいらしい、とか聞いたくらい。ゴジラへつながるSF映画ということだと、日ではなくてアメリカ映画の「キングコング」になってしまう。日SF小説についてだと日SFこてん古典が多く紹介しているように戦前にもはっきりSFとみなせる作品群がすでに存在して

    「戦前日本SF映画創世記 ゴジラは何でできているか」 - P.E.S.
  • クルーグマン: 真実っぽさの時 - P.E.S.

    クルーグマンのコラムの翻訳です。今回はアメリカの民主主義について、というか嘘と間違いがはびこるアメリカ政治情報について嘆いています。まあ、昔から嘆いてられますし、最近は新古典派総合*1の可能性にも悲観的なことを書いてられましたが。 誤訳、タイポ等ありましたら、コメント欄にお願いします。 修正:2つ修正があります。まず一つは元々のクルーグマン自身による間違いの修正で、下院共和党のエリック・カンターのポジションは3番目ではなく2番めポジションだったそうで、原文に修正が入っています。 もう一つは私の誤訳です。このコラムの原文は"Moment of Truthiness"というものなのですが、最初、これを何の疑問も持たずに「真実の時」と訳していました。文中にも「真実の時」という言葉が出てきますが、これの原文は"The Moment of Truth"で、こちらはクルーグマンが批判している財政赤字

    クルーグマン: 真実っぽさの時 - P.E.S.
  • 政治と所得不平等 - P.E.S.

    とある論文を読んでましたら、分かりやすくて興味深い図がいくつも載っていましたのでそれらを紹介。論文はBonica, McCarty, Pool, and Rosenthal (2013) "Why Hasn't Democracy Slowed Rising Inequality?"*1、訳すると「なぜ民主主義は拡大する不平等を抑えてこなかったのか」。単純な中位投票者定理と、大抵の社会では所得の中央値は所得の平均値を下回るので有権者の過半数は平均以下の所得となる事に基づくと、民主主義においては再分配への傾向があり、これは所得不平等が高まれば高まるほど強くなるはずという公共選択論の比較的有名(?)な主張にも関わらず、民主主義国家においてここ数十年の不平等の拡大に対する再分配要求が強まらなかったのはなぜかということについての論文です。この論文の載っているジャーナルのトップ1%特集の一つで、これ

    政治と所得不平等 - P.E.S.
  • プレッパーズ、あるいは災厄(の妄想)に備える人々 - P.E.S.

    アメリカ時間で12月14日の午前にコネチカット州ニュータウンのサンディ・フック小学校で起こった銃乱射による虐殺事件では、20人の小学生と6名の職員が殺され、最後に犯人のアダム・ランザが自殺して終わりました。よく知られているようにこのアダム・ランザの最初の犠牲者は、小学校関係者ではなく、彼自身の母親ナンシー・ランザであり、またそもそもこの事件で使われた銃も母親ナンシーのものだったことは日でも伝えられています。ただ、そのナンシーが銃を、それも拳銃どころではなくアサルトライフルまで持っていたのは、彼女がプレッパー(prepper)と呼ばれるサバイバリストの集団のに属していたからだということはあまり報道されていないようです。 サバイバリストというのは、核戦争なり経済体制の瓦解などで現代の文明が崩壊した後の「無法の荒野で生き抜いてヒャッハー!とか叫びたい人」のことです。勿論、北斗の拳バイアスかかり

    プレッパーズ、あるいは災厄(の妄想)に備える人々 - P.E.S.
    inumash
    inumash 2012/12/25
    ディザスターものの映画なんかで「妙に準備のいい人達」がよく出てくるけど、あえは一種のライフスタイルだったのか。
  • 英国暴動の件、あるいは隣の暴動は綺麗に見える事について - P.E.S.

    英国での暴動、俺は特に興味あるわけじゃないのですが、それでも正直、ついこないだの中東でのことについてはソーシャルメディアがどうこうとか持ち上げてたのに、今回は違うんですかとつい皮肉っぽくなってしまいます。*1 そんな時にたまたま下のアメリカ政治学者さんのブログポストを見つけました。同じような事を感じている人も多いのじゃないかと思うので、訳してみました。 身近な暴動は綺麗なものじゃない Seth 2011年8月10日 John Hendricksonからの英国暴動とソーシャルメディアに関するちょっと興味深い意見。 今年初めの中東における蜂起とは違い、英国における今週の暴動とFacebook、Twitterそしてその他のソーシャルメディアプラットフォームとの関係は完全には明らかではない。 [...] ソーシャルメディアについての話を追っていくと、この暴動は一件の射殺事件への直接の反応というよ

    英国暴動の件、あるいは隣の暴動は綺麗に見える事について - P.E.S.
  • アマルティア・セン:危機をこえた資本主義 - P.E.S.

    ニューヨークタイムズ・ブックレビュー2009年3月26日号に載ったセンのエッセイの翻訳です。特に驚きな内容でもないので、まあこんなもんかなとか思いながら訳していたら、ピグーが出てきたのでびっくり。文中にもあるように、今はケインズ・リバイバルの時期ですもんね。でも、経済心理といえば、アニマルスピリッツのケインズと思ってましたけど、ピグーか。あとそれから、終盤の中国の話はほんとなのですかね?中国の経済成長を考えると、ちょっと意外でしたが。 それから訳文はちょっと自信のないところが色々とありますので、誤訳があればご連絡ください。誤字脱字等も、よろしくお願いします。 危機をこえた資主義 アマルティア・セン 2009年3月26日号1. 2008年は危機の年であった。最初に、料危機があった。これは貧しい消費者達、特にアフリカの消費者達には非常な脅威となるものであった。そしてそれに続いて、石油価格

    アマルティア・セン:危機をこえた資本主義 - P.E.S.
    inumash
    inumash 2009/03/19
    重要。市場経済やグローバリズムの感情的な否定をけん制しつつ、経済学に基づいて政府の介入や公的なセーフティネットの重要性を説く。クルーグマンやスティグリッツもいいけどセンこそもっと読まれるべき。
  • 1